高電圧による直接発振実験



  UY-807による実験では電圧不足ということが考えられたため ネオントランスを用いて15000Vの発振を得ようとした。 15000Vの直流はテレビのB電圧の整流管3A3で整流した。 LC発振としてコイルはH5A材のリングコアにバイファイラー巻きの ビニル鉄線を31ターン巻いて2重ループコイルとした。 コンデンサーは360pFのバリコンを使った。 テストしてみるとバリコンはすぐ絶縁破壊が発生した。フィン間で火花が飛ぶ。 2重ループコイルからは紫色のコロナ放電が発生してとてもきれいだった。 結果としては相関電圧200Vが得られたが、波形としては 三相交流ではなく、電源のn倍の交流が重畳したものであった。 能動素子ではないためゲインはなく発振電圧は数100Vであった。 11/5/1976




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