リニヤアンプ用PowerMOSによる実験10




本実験はPowerMOSによる実験9の継続版である。実験10として新たなページとした。 7/01/2007

目標
既存の概念では思考が凝り固まって進歩がない。 ここは使い物にならない地球の物理学の概念や思考を逸脱して実験を進めることにする。 異論もあろうが、『結果』を出すには必要である。 実機では3つの球形コンデンサーはチタン酸バリウムディスクの下側だけにつけている。 本機は上下に設定しているが、もっと実機に近づけ、無限リーマン面 としての意味があるように改造する。 推力は何となく出るものではなく、決まった理屈がある。 もし、推力が出るとすると微視的には無限リーマン面状に なるだろう。そして、機関の下から力場として放射される。 すると、片面だけに球形コンデンサーを取り付け、 フェライトコアも下側だけに付けていることに意味があるように思える。 人間から沿面距離を稼ぐために下側だけに球形コンデンサーを 付けるということもあるが、安全規格問題とは違う。 7/01

製作
実験9の装置を改良しながら使うことにする。 鉛直磁場を印加するための100ターン,200ターンのコイルはそのまま利用する。



実験
下側のフェライトコアが先に発熱することもあるので、 下から力場を出すように上側の球形コンデンサーは外した。

上側の球形コンデンサーとフェライトコアを除去

形状としては半球がディスクに密着した状態なので、 機械的にフルスロットル状態になっている。 本機の電圧調整は電子制御になっている。 そして、上側のフェライトコアも除去した。 その結果、通電してみるとなぜか電流が1.5倍くらい大きい。 350Vp-p駆動はできている。位相も合っている。 回路はまったく変更はしていない。 ディスクの上側は8mmのワッシャーしかなく、 電極が無いため円周は302.7mmと長くなっている。当然、超光速化が 大きいわけで、ズッコケやすいと思ったが、違うようだ。 これは実験しないと解らない事象だ。そこで基準周波数を 45.0000MHz 1.12C?にしてみた。なんと位相も合うし、電圧も大きく 250Vp-p駆動はできている。今までは全然ダメだった。

45.0000MHz の駆動

上下に球形コンデンサーを付けていたが規制が効き過ぎたようだ。 50.0000MHzにしてみたが、さすがに電圧が低く不安定でダメだ。 42.9545MHzに戻して鉛直磁場用コイル100ターン+200ターンを上の載せて 0.8Aの電流を流そうとしたが、0.30Aしか流れない。 ディスクの三相交流駆動を停止させると電流が戻る。 これはおかしい。100ターンだけにしてみたが同じだ。 単なる銅線を巻いた100ターンのコイルの直流電流が 影響を受けて減少している! しかも安定化電源の電圧も低下して食われている。 奇々怪々な現象だが、安定化電源に高周波が入って おかしくなっただけのようだ。 7/01
実機ではチタン酸バリウムディスクは三度笠状に下向きに 曲げている。当然、電子束(タキオン束)は直線ではなく下向きに 曲がった形となる。フレミングの左手の法則は 単なる電磁気力なので宇宙人の物理学でも普遍的だろう。 すると半径方向に力が発生するのを下向きに曲げていることが考えられる。 この角度は36度あり、かなり強く曲げている。 鉛直磁場用コイルから発生する磁場を外縁付近で直角に受けようとすると これも曲げる必要がある。外縁付近は磁場が 外向きに傾くためやや下向きに力が発生する。 力の向きは磁場を反転させれば逆にできる。 これで笠状の無限リーマン面の力場となる。 当方のチタン酸バリウムディスクは残念ながら単なる円盤状なので、 半径方向の外向きの力ばかりで下向きに発生しない。 そこで、電子束を少しでも曲げるようにフェライトプロック をもう1つ付加した。鉛直磁場用コイルは密着させずに やや浮かせて取り付ける。このようにすると ディスクの磁場がやや外向きになり、 力が下向きに発生するはずだ。 この力の根元は光速度を超える虚電荷(タキオン) すなわち超光速トンネル電流によるもの なので、機関の飛行速度は少なくとも同じ速度までは出るだろう。 7/08
鉛直磁場用コイルの取り付け台を2つ製作した。 厚み7mm,15mmの発泡材を丸く切った。 7mmのものを挟んでコイルを載せた。これにより 安定化電源の異常低下もなくなった。 これは飛行機や自動車などにUFOが接近して電気系統が おかしくなる現象と同じと思われる。 増幅器が異常動作(ゲインが稼げない)を起こすためである。 さて、通電して駆動すると電流が1.5倍くらい大きい ということがある。その割にディスクの発熱は少ない。 球形コンデンサーも触れない程は加熱されない。 再現するかどうか、はずした球形コンデンサーをディスクに 載せて下側の球形コンデンサーを止める銅シャフトに 接触させると電流低下が起こる。そして球形コンデンサーは 熱くなる。しっかり再現する。 これは球形コンデンサーの容量が減ってマッチングが 高まったためと考えられる。今までは容量負荷が大きく マッチングが悪かった。実機の構造に近づけて正解のようだ。 7/15
上側の球形コンデンサーを外したが、これにより 電磁場の分布が崩れていないか確認した。 100μH のインダクターで球形コンデンサー間の 中央を半径方向に探ると、非常に均一なことが解った。 外縁から5mmのところでも最内周でも変わらない。 これはこのディスクの強誘電体の性能と考えられる。 円周方向の位相分布も位置に比例して線形に変化しており 目論見どおりであった。 結論としては上側の球形コンデンサーは無くても良い。 ディスクの中央の穴から上下の電磁場の分布を 探るとフェライトプロックのある下側のほうが2倍くらい 電磁場が強くなっていた。これも良い方向にある。 ディスクの厚み方向では真ん中が強く、端に行くと減る という分布で、芯に電磁場が集中していた。 45.0000MHzの電圧が大きくなったのはマッチングが高まったためと考えられる。 駆動電流が大きくなったため電源が厳しいが、 3相目は400Vp-pは出るようになった。 7/22
ネオン管でディスクの電磁場の分布を見ていたら ディスクに垂直方向にも点灯することが解った。 ディスクにネオン管を立てると点灯する。 円偏向なので円周方向に電位差があり、 点灯することは当たり前だが、ディスクの上側 で点灯するの意外だ。下側はネオン管が入らない ため解らないが、少し斜めでも点灯はしない。 鉛直磁場用コイルの影響かと思って外したが関係なかった。 円偏向電磁場に垂直方向の電位差があることは興味深い。 7/29
上側の球形コンデンサーなしの状態での臨界周波数を確認すべく 周波数を振るため発振器を水晶からCRタイプに変更した。 ディスクから CR発振器にカブリがあるようで安定ではないが、 臨界周波数は上がっているようだ。43.1MHz程度であった。 しかし、ディスクの上側は円周302.7mmと長くなっており、 臨界周波数は下がるはずだ。追加したフェライトプロックと 鉛直磁場コイルを外してみたが、状況は変わらない。 ディスクが発熱すると誘電率は上がり、これも周波数は下がるはずだ。 8/05
臨界周波数が上がるのはおかしいので、再度 上側の球形コンデンサーを取り付けた。 周波数を振って確認するとやはり下がっている。 これはディスクの発熱は少ないこと、 球形コンデンサーも触れない程は加熱されないこと から駆動不足も考えられる。 球形コンデンサーの容量が減ってマッチングが高まるとすれば、 今までは容量負荷が大きくて充分な駆動ができていない可能性が高い。 チタン酸バリウムディスクの円偏向電磁場駆動は予想以上に 負荷が大きいようだ。 今まで何度も高価な駆動素子が破損することは多かった。 すると、改善策としては
  1. 駆動素子を増して分散を図る。が、駆動回路の大幅な改造となる。  現状は4つ。
  2. インダクターでマッチングが取れないか。 現状1ターンで、増やしても改善しない可能性が高い。 また、空芯コイルをいじると泥沼化しそうだ。
  3. 球形コンデンサーを最適化してみる。
といった手段が考えられる。正攻法からすると1.ではある。 球型コンデンサー間の静電容量は計算上75pFである。 PowerMOSのCossは75pFでこれが4つ並列になっている。 もっと球型コンデンサー間の静電容量は大きい可能性がある。 8/12
これは実験なので、適当に駆動できればいいということではない。 正確に駆動する必要がある。すると3.の選択肢は消える。 2.は駆動素子の性能を充分引き出したとは言えないので検討の余地がある。 しかし、今までさんざんいじってきた経緯もある。 容量負荷が大きくて充分な駆動ができていない可能性が高い。 正攻法からすると1.の選択肢だが、駆動回路の規模を大きくすると 配線と放熱の問題が出てくる。 二階建てにすれば配線は短くなるが、二階の素子の放熱ができなくなる。 放熱を考えると平屋で面積方向に大きくすればよいが、 これだと配線が長くなってしまい並列運転のマッチングがとれない。 まずは素子の手配も必要だ。 チタン酸バリウムディスクは1kgもある。 これを駆動させるとなると最低でも440Vp-p必要で、 しっかり駆動するにはその倍の900Vp-pは欲しい。 8/19
しっかり駆動するために上側の球形コンデンサーを正規に取り付けた。 その作業中に銅のシャフトのねじ山を破損してしまった。 しょうがないので位置を下げて破損部分を回避するようにした。 周波数を振って確認すると元に戻った。 今まで通りの球形コンデンサーとディスクの発熱が戻ってきた。 8/26

この実験での結果
  1. 通電してみるとなぜか電流が1.5倍くらい大きい。 その割にディスクの発熱は少ない。
  2. 45.0000MHz 1.12C? 250Vp-p駆動達成。
  3. 飛行機や自動車などにUFOが接近して電気系統がおかしくなる現象は 高周波が入って増幅器が異常動作(ゲインが稼げない)を起こすためである。
  4. 臨界周波数が上がるのはおかしい。 ディスクと球形コンデンサーも触れない程は加熱されないことから駆動不足が考えられる。



メインページにもどる