カイラル対称性の破れ補正実験15
本実験は円偏向電磁場を調整・強化して完全なるカイラル対称性を追求して
質量が減少するか検証する。
08/17/2010
目標
実験12ではチタン酸バリウムディスクに3つの電極を設け
電磁場が超光速でも回転できるようにした。
最終的に1.0675C の超光速を実現した。
チタン酸バリウムはチタン原子の位置が
偏位しており、これに電圧を印加すると結晶が機械的に歪み、
原子が動く。円偏向の電圧ならば、チタン原子は
ぐるぐる回る。そして、結晶全体も円偏向に振動する。
超光速円偏向であればディスク全体が超光速で振動する。
電磁場が弱いという問題も残っていたが、1.0675C はやりすぎだったか。
光速に対してオーバードライブ+6.75%という数値は大きすぎで、
ディスクの異常発熱に悩まされた。
光速度になっていなくて、すべて熱損失になっていたようにも思えるが、
計測上は超光速なので間違いではない。
チタン酸バリウムという媒質の中を電子が自由運動すると電子は
かきわけるように進まなくてはならない。
チタン原子もそれに連動して振動する。
当然、どちらも光速度よりは遅い。これがカイラル対称性の破れという現象だ。
そこで、超光速がすでに実現しているので、スピードを上げてこれを補正し
自由運動のちょっと上の速度(光速度ぴったりかちょっと上の事象の地平線の速度)にしてみたい。
実現するには三相交流発振器の基準水晶を交換し調整するだけだ。
うまいこと調整して完全なるカイラル対称性(事象の地平線の速度で運動する粒子は質量を持たない)を追求すれば、
振動するチタン酸バリウムディスクの質量が減少する可能性がある。
実験12の装置を改造し、完全なるカイラル対称性の検証を行なう。
08/22/2010
事前検討
実験8の実験記録を読むと臨界周波数から上では幾つかのズッコケモードが
存在し、幾つかの+10% くらいの電圧ピークが存在するということであった。
また、波形がシャキッとしたりしなかったりとヒステリシスが存在した。
これはカイラル対称性の破れに関わる何らかの物理現象と思われる。
細かくみておいて正解であった。
この事象の地平線あたりを攻めることにしたい。
実験を始めるに当たって駆動装置の性能向上が必要だ。
- 実験12の装置の負荷コイルにタップを設けて電圧アップして駆動することとする。
直接駆動ではないので、配線の長さによる泥沼問題を解消できるか。
- PowerMOSの入力が不足しているので、プリドライバーとして増幅回路を付ける。
- 加算・減算式の位相補正回路を入れる。
製作
実験12の駆動装置を改造 |
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ラップで梱包しておいた実験12の駆動装置を出してきてディスクを載せてみたが、
球形コンデンサーの引き出し線の位置が合っていない。ナットを緩めて位置調整した。
引き出し線を半田付けして仮の動作確認したところ電圧は75Vp-pと低いが動作した。
42.9545MHzの基準水晶を41.5364MHzに交換した。
08/22
電圧が75Vp-pと低いのは実験にならないので、いろいろ確認したら
オシロのプローブのアース線の断線だった。線を交換。
気を取り直して駆動してみると250Vp-pは出た。
位相も合っている。久しぶりのきれいな正弦波だ。
そこで1相目の負荷コイルにタップを設けて2倍アップの設定にして駆動してみた。
残念ながら電圧は上がらず50Vp-pがせいぜいでうまくいかない。
コアの容量が少ないかと思い、2つ重ねにしてみたが効果はなかった。
コア材もカーボニル鉄のコアにしてみたがまったくダメだった。
08/29
負荷コイルにタップを設けて電圧アップは諦めざるを得ない。
駆動素子を増やすと臨界周波数が上がるため、各相4つの素子で
駆動すべく素子を減らしたところ電圧がさがった。
ある程度の電圧が出ていないと困るので、そのままとする。
実験8でやったように周波数を振るため発振器を水晶からCRタイプに変更した。
38MHz〜44MHzまで可変できるはずであるが、電圧を上げていくと動作が不安定で
周波数が飛ぶ。ディスクから煽られている。銅板を下に敷くと良くなる。
厳重にシールドが必要のようだ。
仮に200Vp-pで周波数を振ってみると追従するので、まともな動作をする。
位相も合っている。
当然、波形は暴れ、幾つかのズッコケモードと電圧ピークが存在する。
室温が暑いため装置全体がすぐ暖かくなってしまう。
09/05
CR発振器をメッキ鉄板のシールドケースに納め半田付けした。
接続してみると安定度が増した。
ここでディスクを駆動してみたが、まだ煽られている。
蓋も付けたがいまいちだ。
いろいろ考えたらCRのコンデンサーがディスクと同じ材質の
セラミックコンデンサーだったため影響を受けていた。
マイカコンデンサーにしたらリニアに周波数が変化するようになった。
200Vp-pで周波数を振って測定してみると電圧の最高値は44.4444MHzであった。
素子が6ケのため臨界周波数が上がっている。
これをどう解釈していいものか思案のしどころだ。
09/12
09/17に下田にてUFOを目撃した。
時間は18:40頃、東の山陰近くに3200Kの色温度の金星よりやや明るい
UFOを目撃した。自分の目を疑う程だった。
旅客機の航路とは違う場所に現れ、止まっているかと思うと
すーっと斜め下に移動し、また停止して横に移動し山陰に遮られ見えなくなった。
時間にして1分程度。明らかに航空機とは違う動きで、典型的な
ジグザグ飛行をしていた。目視距離にして5Kmくらいか。
稲取、熱川、伊豆高原あたりの夜景を見に来たと思われる。
金星は点にしか見えないが、大きさがあって凸状のように見えた。
このとき南に半月があり、19:00に金星が現れたが、5600Kの色温度で、
時間とともに天球上を移動していくものだった。
観測した旅客機の航路は目視で10,30,60,80度の角度で4本存在し、
旅客機は右翼の白のフラッシュと胴体の赤フラッシュが
交互に点滅するのですぐにわかる。見えている時間として5分くらいは見える。
UFOは目視角度30-60度の間に現れた。
その動きは質量をまったく無くしたような挙動であった。
このような飛行をして何のメリットがあるか判らないが、
ジャイロのような航法装置は質量がないので役に立たないはすだ。
パルサーの位置と地球の動きを計算して飛行するのだろうが、
あの動きではかなりの高速(1μsec)で計算できるような航法装置でないと
使えないはずだ。目撃したあの動きは大変参考になった。
09/18
目撃したあの動きを検証した。
もし、対称性の破れ補正による飛行であったとすると、
重力の影響をまったく受けない。
なので、宇宙機に対して太陽や地球が動いていくように見えるはずだ。
たとえば銀河内のパルサーの位置関係から銀河中心の絶対座標より
宇宙機の位置を決め、それに太陽の運動を加味し、
地球の運動を繰り込めばほぼ同期させることができる。
すると地表から見ると静止しているように見える。
位置を動かすときは太陽と地球が運動した積分値2つを減算(同期を解除)するので、
突然おかしな方向へ動く。このとき地球は銀河中心の絶対座標から動いただけで、
宇宙機は固定されたままだ。東にいたから地表に向かうことになり、観測と合う。
何回も同期解除を繰り返せばカクカクした動きになるだろう。
だから、航空機とはまったく違う動きをする。
あの訳の分からないジグザグ飛行は当然の帰結なのだ。
航空機が飛ぶように計算するのは面倒だし、
我々にサービスする必要もないので勝手にジグザグ飛行することになる。
この航法原理が理解できないと、
乗せてもらっても、かなりの違和感を覚え、訳が分からなくなるだろう。
もし、1m の精度を出すなら、銀河を含めて太陽や地球、月、木星の軌道を
リアルタイムで計算し、お互いの重力による蛇行をも補正をする必要がある。
当然、時間軸の時計とカレンダーもかなりの精度が要求される。
しかも宇宙機の速度は桁違いのため誤差を小さくしないと速度は上げられない。
銀河の大きさは10万光年なので1/(10の21乗)の精度が必要で、
デジタルなら距離計、角度計、複素時計、三次元地図に各62ビットの精度が求められる。
64ビットでやるにしても現状、我々には64ビットという精度のA/D,D/A変換器はない。
まともに設計するとデジタルコンピュータ制御では粗くて
使いものにならないという結論になってしまうので、工夫が必要か。
地球の周りは小惑星や隕石が未清掃のままなので、これも避けなければならない。
我々が打ち上げた衛星やデブリも避ける必要がある。
これらの正確な軌道データもあるはずだ。
おそらく母星には銀河内の移動物体の全部のデータがある。
宇宙全体のデータを複写して航法装置に読み込ませ飛行するはずだ。
まさか目視やパッシブレーダだけであんな速度は出せない。
宇宙機内部は高精度コンピュータと膨大なデータに埋まる。
上記の検証から実験の方向性は対称性の破れ補正で正しいと考えられる。
09/19
CR発振器で周波数を変化させて装置の重量を計測したいが、
本日、通電してみたらまともに発振しない。
そのうちまったく電圧がでなくなった。
原因を探った結果、高周波トランジスターが飛んでいた。
かなり発熱していたので無理をしていたようだ。
交換すると動作した。まだ、リニアに周波数が変化しない。
非接触で周波数を変更したいが、手でボリウムやトリマーを
回すわけにいかない。秤の針が動く。
回路の定数を検討し、トリマーの足を延ばして指を近づけると
周波数が上がるようにした。
また、コンデンサーの材質によっても波形やトリマーの効きが
違うので、トリマーを2個にして調整した。
電源ラインも触ると周波数が変わるので、LC のフィルターを
追加して安定度を高めた。適当に妥協しているとやっぱりダメだ。
200Vp-pで重量測定できる状態にはなった。
今後、細かく周波数を変えながら重量測定していく。
09/26
まずは重量測定の前に駆動周波数による電圧と位相を確認した。
周波数を振って電圧測定するが、ある周波数で煽られやすく、周波数が飛ぶ。
いろいろ探ると、トリマーの足が長いと不安定なので足を短くした。
下記に供給電圧一定=9Vで周波数を振ったときの特性を示す。
位相は基準波と2相目の差である。
駆動周波数−位相・電圧特性 |
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実験8のときとほぼ同じ傾向であるが、
ピーク周波数は44.4444MHz付近になっている。
素子が6ケのため臨界周波数が異常に上がっている。
ディスクの幾何学的光速度の周波数は40.32MHzなので、
かなり違う。
つまり、光速度と事象の地平線の速度はどれか?
ということになる。
この解釈で目標の周波数が違ってくる。
また、波形を確認していくとズッコケモードの波形が存在しなかった。
ピークの臨界以上の周波数では定在波とならないため電圧低下と
位相も合わないことが起こる。
今までは1相目がやや前倒し、2相目が後ろに倒れぎみの波形で、
3相目の上半分が細くなるといった傾向だった。
あるいは二次ひずみがあるパラボリックなものだった。
今回はこのようなことはなく、臨界以上の周波数でも位相が合った
正弦波である。定在波が崩れるという状況ではない。
45.0MHz以上でも脱調していない。
この辺はよく考える必要がある。
なお、位相ずれについてはほぼ直線になっている。
10/04
ディスクの幾何学的光速度の周波数が40.32MHzなのに
ピーク周波数が44.4444MHz付近にある。
+10.2% も上がっている。測定誤差にしては異常に大きい。
回路調整で上がるとしてもあり得ない数値だ。
これは強力な駆動素子を多数使用することによって
自由な電子が減って邪魔するものがなくなって
事象の地平線の速度が上がったと推定できる。
自由な電子が多ければ、それを引きずって事象の地平線の速度以下にしかならない。
これは絶対零度で熱攪乱がなくなって超伝導が起こるのと似ている。
結果として破れが補正されていると考えてもよいと思う。
つまり、ディスクの中は第1超平面空間へ張り出した第0超平面空間となっている。
そのため時間遅れも直線的に増大している。
もし、この世に破れがないとしたら粒子の質量はゼロで、
銀河も存在しないし、ビッグバンもない。
事象の地平線の速度は無限大ということになる。
あちこちで破れているから今現在があると考えられる。
重力の強さは質量に比例することが知られているが、
質量の発生に伴う副次的な
作用で発生するもので、重力単独では発生しないように思う。
いまのところ自然界で質量があるのに重力がない、
あるいは質量がないのに重力だけあるといった例外は知られていない。
破れの形態によって空間的に平行なのか、直角なのかで作用が違う
という考え方ができる。重力は弱いのでやや角度が立っていると思える。
だから、第0超平面空間と第1超平面空間にも作用する。
電磁気力は平行なので第0超平面空間からは出られない。
光は電磁気力だから第0超平面空間に限られ、その上限に沿って走る。
10/10
マグネットを外すと電圧が20%上がるということがあり、
確認のため回転方向を左回りにしてみた。
しかし、ほとんど変わらなかった。
絶縁が悪いかと思い、紙を挟んでみたが効果はない。
周波数の依存性もない。原因については今のところ不明。
CR発振器を水晶発振器に変更した。調整がうまくいかず、
波形が汚い。特に2相目の電圧が低い。ここで実験12の
延長戦をしても時間の配分が悪くなる。
10/17
何もしなければチタン酸バリウムディスクの光速度は299792458m/sのままだ。
いわゆる自発的対称性の破れがある。
そこに正弦波の電磁場で電圧を印加すると結晶が機械的に歪み、
チタン原子は一定の周期で叩かれる。
だが、正弦波では単なる往復運動でしかない。
これは一方向を向いている自発的対称性の破れを揺さぶってはいる。
一方、円偏向電磁場は360度時間と共に向きが変化している。
らせん平面をどんどん描く無限リーマン面を形成している。
なんと、 単なる電磁場の次元が1つ上がっている。
ということは、円偏向電磁場が一方向を向いている
対称性の破れを平面的に掻き回していることになる。
本来、掻き混ぜて均一にするという操作には三次元的が望ましい。
次に、平面的に回す方法になる。そして、前後に動かす操作になるが、
次第に掻き混ぜ効果は薄れる。
それでも平面的に回す方法は『自発的対称性の破れを拡散』させて補正してはいないだろうか。
結果、対称性の破れが少なくなり+10.2% も光速度が上がったと考える。
もっと破れ補正するにはピーク周波数を
上げるべく素子を増設しろ、さらに電圧を上げろということなる。
10/31
3つの球形コンデンサーで円偏向電磁場を造ると
らせん平面をどんどん描く無限リーマン面を形成する。
単なる電磁場の次元が1つ上がって二次元の電磁場になっている
34年目にして清家理論の一つが的を得ていると思う。
光速度が上がったのかそれとも時間が延びたのか?
念のため、駆動素子を減らす方向でピーク周波数がどうなるか確認した。
素子6個 43.74MHz きれいな正弦波
素子4個 40.65MHz ほぼ正弦波
素子2個 36.87MHz ズッコケ正弦波形
素子1個 31.75MHz ズッコケ三角波形
という結果だった。
やはり素子を増設すると自由な電子が減って
邪魔するものがなくなって上がっていく。
自由な電子が多ければ、それを引きずってしまう。
昔の実験で32MHzを検討していたのは良い線を攻めていたようだ。
増設すると比例して上がるようでもなく、つまる傾向がある。
光速度と時間は等価なので、何とも判断できないが、
対称性の破れを平面的に掻き回して補正されていると思う。
11/07
スピン制御周波数について
双対の関係にあるサール円盤について少し考えてみた。
ローター1回転でスピンが多回転するような仕組みになっている。
強誘電体の空間圧縮率を50倍のものを使用しても
線速度が光速度にしたとき477000回転/秒になる。
これではローターが遠心力で破損する。
サール方式のディスク強度の限界はどれくらいか概算した。
ステンレス鋼なら比重 7.77 引張強度 7500kg/cu。
実験機のローターは直径4mくらいあり、厳しいのは真ん中の
半径1mあたりにあり、引張強度限度ではf=50回転/秒であった。
ディスクは限界近くではピザの生地のように弾性で伸びて
電極と接触するか、割れが発生して破損する。
軽いジュラルミンを使ってもほぼ同じ回転数になる。
大型の発電機やタービンでは3600r.p.mがせいぜいである。
光速度で回転するなどあり得ない。
ローター1回転でスピンが20回転しても1KHzにしかならない。
ただし、サール方式ではかける電圧が相当高い。
ローターが破れ補正なしで光速度で回転するのは無理だ。
だとすると破れ補正は光速度以下でもできるという判断になる。
今の実験にはスピンの回転数は40MHzもいらない?
11/15
質量が減少するか台秤で計量すると全体で12.75Kgある。
周波数45.00MHzの駆動電圧200-250Vp-pで通電し、重量変化を探ったが、検知限以下で、
ごくわずか何かあるような気がするという程度だった。
41.00MHzではまったく検知できない。
この条件では対称性の破れを補正していると確認できない。
まだまだ電圧が低いと思われる。磁場も永久磁石の漏れ磁束程度しかない。
この装置ではこの程度が限界だ。ここで実験12の延長戦をしても可能性がない。
実験14に戻る。
11/21
実験14に戻るのでは目的が異なるため、新規に実験16を立ち上げる。
11/28
この実験での結果
- ピーク周波数は44.4444MHz付近になっていた。臨界以上の周波数でも位相が合った正弦波で
ズッコケモードが存在しなかった。
- 光速度かちょっと上の事象の地平線の速度と考えられる周波数45.00MHzで重量変化を探ったが、
検知限以下だった。
まだ電圧が低い条件では対称性の破れを補正していると確認できない。
- 素子を増設すると自由な電子が減って
限界周波数が上がっていく。円偏向電磁場が一方向を向いている
対称性の破れを平面的に掻き回し
『自発的対称性の破れを拡散』させて+10.2% も光速度が上がったと考える。
推定すると素子を増設して素子10個では46.7MHzくらいになる。
破れがないときの光速度は無限大ではなく、せいぜい1.16倍程度か。
光速度を一定とするなら時間が1.16倍早く経つ。
- 3つの球形コンデンサーで円偏向電磁場を造ると、
らせん平面をどんどん描く無限リーマン面を形成する。
単なる電磁場の次元が1つ上がって二次元の電磁場になっていると理解できた。
- 重力の強さは質量に比例することが知られているが、
質量の発生に伴う副次的な作用で発生するもので、重力単独では発生しないように思う。
重力子が存在するとしてもおまけ程度だろう。
- サール円盤についてディスク強度の限界を概算すると、
引張強度限度ではf=50回転/秒であった。光速度で回転するなどあり得ない。
破れ補正は光速度以下でもできるという判断になる。
11/21
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