破れ補正実験23




実験22では共鳴現象の共鳴波だけを測定することに成功した。 その結果は理解しがたいもので、一般的な物理法則からは外れている。 じっくり解析しないと本質が見えてこない。 以前は超光速を達成しても時間が延びるといった解釈ができるまでに 5年という長い時間が掛かってしまった。(光速度を一定と考えると時間が延びる) 今回も通常であり得ないような物理現象が潜んでいることが考えられる。 発想を切り替えてあらゆる角度から取り組む。 電磁場が弱いため小さな現象しか発生しないので、 見逃すとまた時間の無駄になってしまう。 11/22/2015

目標

共鳴現象を詳しく解析して次の段階の変化を探る。

検討項目
  1. 駆動周波数よりも遅い速度でエネルギーが放出されるのはなぜか?
    突然、駆動をやめれば質量保存の法則から回転物はそのままの速度を維持するはずだ。 ところが、次の回転からいきなり約1/3になるのか? 破れ補正しているので質量保存の法則は適用されないのか? たとえばディスクの物理的大きさ、材質などに起因するのか。

  2. なぜエネルギーの放出が固定周波数(平均70μsec)になるのか?
    駆動周波数とは関連性が無いのはなぜか?
    駆動周波数を変えれば応答体は追従してくる。 駆動をやめれば自由運動に移行してしまうようだが その自由運動の速度で駆動すれば効率が高まるものなのか。

  3. 磁場の角度によっても影響するのか?
    磁場の向きは45度が最適なのだろうが、角度を変えたら共鳴はどうなるのか?
    磁場変調を掛けて共鳴が高まらないか試してみる。

製作

駆動装置は実験22のものを改造しつつ実験する。 実験機本体はZPTの28mmφのものと150mmの実験機を適宜使い分ける。 不足と思われたら新規にディスクを調達してもよい。 11/22/2015

実験23の実験風景


実験

ややサグが発生していたので回路側を検討した。 10倍の増幅回路のカップリングコンデンサー2つが小さいので、 大きくするとゲート入力までのサグは解消した。 しかし、駆動波形は相変わらずサグが発生している。 共鳴エネルギーの放出によって反動で負側にもパルスが出るということらしい。 また、駆動の開始のときに出る不平衡の波形にもよる。 負側のサグは解消しそうもないのでこのままにする。 停止周期を1/1024に、停止期間を325μsecにした。 電源電圧は固定とし、約7A流れていた。 これで駆動周波数を可変させ停止期間の共鳴パルス電圧を測定した。

その結果をグラフにすると駆動電圧は周波数が上がるにつれ低下していくが 共鳴パルスの電圧は25-26μsecにピークが来る折れ線を描いた。 実験20の測定結果と一致する。 想像どおりであり共鳴状態を反映していると言える。 相によっては若干ピーク周波数が低くなるので3相目を測定した。 ボディーや磁気柱も微妙にピーク周波数が違い、低めになる。 共鳴状態が均一でないのが原因か。 また、位相合わせが悪いと共鳴状態が悪くなる。 11/29/2015
停止期間の共鳴している放出パルスのピークの時間を測定した。周波数は26.40μsecにした。電流は6-7A。
1相目  36.70μsec
2相目  30.05μsec
3相目  33.85μsec
磁気柱  30.00μsec
ボディー 31.05μsec

駆動している三相交流の位相
1-2位相差 9.01μsec
2-3位相差 9.06μsec
1-3位相差 8.71μsec
これを見るとなぜか磁気柱の放出パルスが一番早い。 ボディーのタイミングが各相の平均になっているのかというとそうでもない。 ディスクに別の電極を貼って測定しても放出パルスは存在した。これは異音になったので中止した。 放出パルスに時間差があるが、上記の数値からうまく説明できるような根拠がない。 あるとき26.76μsecのとき放出パルスに6.5μsecの小さな波が乗ることに気が付いた。 しかもピークであって26.40μsecより電圧は高くなる。 ただし、波が乗っているので測定はしずらい。 駆動音も和音が乗る。実験22の写真にも少し存在している。 もともと共鳴するときは櫛型の特性を持つ周波数なので複数のピークがある。 どこが発生源なのか探ると球形コンデンサーに近い素子のドレインの停止期間に30Vp-pあった。 この素子が異常動作しているわけでもなさそう。ディスク内部の共鳴か反射波のように思える。 この小さな波は周波数を僅かに動かしただけで消えてしまう。 小さな波が最大になる周波数は26.40μsecだった。 なお、共鳴しているので駆動電圧によっては位相がフワフワ動くので絶対的な数値ではない。 12/06/2015
停止期間の共鳴している放出パルスを撮影した。周波数は26.40μsecにした。電流は8A。駆動電圧は3div


発振器クロック 瞬停パルス H期間は停止中 1相目の球形コンデンサー放出パルス 36.70μsec




発振器クロック 瞬停パルス H期間は停止中 2相目の球形コンデンサー放出パルス 30.05μsec


発振器クロック 瞬停パルス H期間は停止中 3相目の球形コンデンサー放出パルス 33.85μsec


2相目の球形コンデンサーに近い素子のドレイン電圧に6.5μsecの小さな波が発生する。 26.40μsec近傍に複数のピークがあるので共鳴による櫛型の特性と考えられる。 どれくらい続くのか停止期間を延ばしてみた。400μsecまで延びてそれ以上は減衰していった。

6.5μsecの小さな波

発振器クロック 瞬停パルス H期間は停止中 停止期間中のドレイン電圧に発生した6.5μsecの小さな波

放出パルスが出る原因として負荷コイルから出る分と ディスクの応答体からの共鳴波があると考えられる。 突然駆動が停止すれば負荷コイルから誘導電圧がすぐさま発生することがあるはずだ。 これはリレーのコイルを半導体素子で開閉するときに出るパルスと同じで、 素子が破損しないようにダイオードを入れたりする。 しかしこの場合、3μsecの時間差があるのは説明がつかない。 まして、磁気柱の放出パルスが一番早いのもヘンだ。 ボディーのタイミングも同じものがない。 時間が延びてこうなっているのか。 固定周波数になっているというのはOFFになった負荷コイルからの誘導電圧とすれば、 特定の固定周波数はありうる。 そして、駆動周波数よりも遅い速度でエネルギーが放出されるのも考えられることだ。 ならば、その固定周波数で駆動すれば電圧が高まるのが通例だ。 発振器の定数を2倍にして周波数を放出パルスと同じにして駆動してみた。


2相目のクロック参考(本来は3相目を測定すべき) 瞬停パルス H期間は停止中 3相目の球形コンデンサー電圧

すると4.0divの駆動電圧に対し、2.0-2.6divしか出なかった。 しかも3相目の放出パルスは負側に振れている。 全然駆動電圧に共振していない。 放出パルスの固有周波数と思われる周波数で駆動しても逆効果だった。 放出パルスは負荷コイルからの逆起電力による誘導電圧ではないようだ。 12/13/2015

高い電圧が得られるかもしれないので 停止期間を1/1024から減らして1/8までの間欠駆動を試した。 駆動電圧は3divに設定した。 最大値は5周駆動して停止させることを繰り返したときだった。 5.0が6.0divまで上がった。4周以下になると放出パルスは 小さくなって急激に低下する。今までも実験19から 「駆動電圧が定常状態になるのは5周目で、電圧が上がると4周目になる。 電圧が4.0div以上になると4周目がピークになる。」 というように応答体の駆動状態が安定するのは4-5周目ということになる。 見逃してはいなかった。

負荷コイルからの逆起電力であれば5周という数値は出てこないはずだ。 やはり電場が回転して応答体が共鳴しているということになる。 12/20/2015
駆動を停止すると放出パルスが出るが、4.5倍もゆっくりしており、 各相の時間差は約3μsecあって速い。 貯めの時間が一回転以上あって一回りするのは2-3-1の順で2.9倍速く終わる。 正確には9.975μsecで最後の一回転をする。 理解しがたい現象だが、放出パルスの周期で駆動しても共鳴しないのだから貯めの時間なのだろう。 そして、最後の一回転が自由回転だとしたら未知の共鳴点なのかもしれない。 今後、9.975μsecの周期である100KHzで駆動してみるのも一考と言える。 停止期間中のドレイン電圧に発生した6.5μsecの小さな波 はどこからか来るのだが、154KHzになるのでこれも実験したい周波数だ。
さて、この放出パルスがZPTの実験機でも発生するのか、 載せ換えて確認した。 やっぱり同様に放出パルスは存在し、 タイミングは違えど4つくらいの波が存在した。下写真参照

ZPTディスクの放出パルス

3相目のクロック 瞬停パルス H期間は停止中 3相目の球形コンデンサー電圧

似たような固定周波数(平均75μsec)だった。 小さな実験機でもエネルギーの放出があることが確認できた。 材質や大きさは関係ないと思われる。 3相目の放出パルスのピーク周波数は24.78μsecだった。 停止期間の共鳴している放出パルスのピークの時間を測定した。電流は5A。
1相目40.45μsec
2相目11.95μsec
3相目35.25μsec
2相目の駆動波形が矩形波に近いためなのか放出パルスが出てくるのが早い。 回路側の問題とは思えず、ディスクの問題ではないかと思えた。 そこで、120度回して接続した。
1相目25.50μsec
2相目27.80μsec
3相目35.45μsec
すると放出パルスのバランスが良くなった。 やっぱりディスクの問題だった。 電極の位置は合っているが、電気的な特性が回転対称になっていない 不良ディスクだった。 12/27/2015
年初ということでさわり程度の実験を行った。 150mmの実験機に載せ換えてから 発振器の定数を検討して100KHzで動作するようにした。 これで駆動してみたところ明確に共鳴するようなところはなかった。 周波数を下げたほうが放出パルスは大きくなる。 この近辺で周波数を動かして探ると13.36μsecにやや共鳴するところがある。 前述の6.5μsecの小さな波の1/2倍に当たる。 さらに6.5μsecの小さな波の基本波150KHzあたりで駆動できるよう 発振器を調整し駆動してみた。 やはり6.6μsecで共鳴するところがあって球形コンデンサー電圧が小さくなることがわかった。 いわゆるnull pointで反共振点といったところ。 球形コンデンサーの電圧は小さいが、放出パルスが大きくなるところがある。 とても興味深い現象で、後日追及すべきところ。 ここで、パワー素子の電源を切っても数秒間は駆動音がしていることに気づく。 確認のため球形コンデンサーにネオン管で当たると2-3秒は点灯していることがわかった。 切った直後は2divはあり減衰していく。電圧がすぐに落ちない。 駆動電圧が低い数Vの状態では反共振点なので75μsecの減衰波から始まる。 いつもの駆動波形は出てこないが放出パルスに似た減衰波の電圧が2divもあるので駆動音が出る。 01/03/2016

151KHzで駆動を開始するといつもの放出パルスが出てくる前に駆動期間にこれに似た減衰波が出る。 スピンが応答するときに現れる波形と考えられる。 これは核磁気共鳴でスピンのこまが立ち上がるときに現れる波形と酷似している。 ついに電気共鳴でスピンが追従して安定するまでの波形を捉えた。 単なる電気回路からこのような波形は出ない。 電源電圧10Vだと安定するまで振動が残って面白い。 スピンの軸の先端が振動して収束するまでの過程を二次元で捉えたものである。 減衰波が出始めるときのパワー素子に掛かる電源電圧は数Vしかない。 電流はメーターでは読めないくらい少ない。 効率が異常に高く5Vで1.4div、10Vで2.6divとKV単位の高い電圧が出る。 共鳴点で駆動すれば効率が良いのは当たり前ではある。

駆動期間に出る減衰波 電源電圧10V

3相目のクロック 瞬停パルス H期間は停止中 1相目の球形コンデンサー電圧 スピンが追従して安定するまでに現れる典型的な波形

6.6μsecに調整し電流を2.5Aに小さくして駆動 

3相目のクロック 瞬停パルス H期間は停止中 電源電圧15V以上になると放出パルスが出始める。 1相目の球形コンデンサーの駆動電圧は小さいが、放出パルスが大きくなる


共鳴エネルギーの放出によって反動で負側にパルスが出るのではなく、 駆動が始まると駆動回路の電力エネルギーが応答体の回転エネルギーに食われて 負側に落ちる現象ではないかと思われる。 単純なサグが発生していると思っていたが、どうも違うようだ。 スピンの応答波形だったのだ。 実験を遡れば実験18の12/23/2012に「駆動を弱めた区間の球形コンデンサーの 電圧が高くなるのはおかしいので 追求する必要がある。」と記述していた。 3年前にこれがスピンの出力波形だと認識すれば良かったのだが。 どうも詰めが甘いと言わざるを得ない。 それにしても電源電圧が低いにもかかわらず減衰波が出たり、 切ってもすぐには落ちないのは何かあると思える。 駆動している周波数と出てくる周波数が別物というのも腑に落ちない。
6.6μsecで球形コンデンサーの電圧が小さくなるので、共鳴して null pointになったと思われる。 この周波数が基本波とすると、13.36μsecは1/2である。 今まで実験してきた26.40μsecは1/4になることがわかる。 基本波を見つけたことは喜ばしい。 6.6μsecの基本波では駆動電圧と球形コンデンサーに発生する 電圧は共振して打ち消し合う。 一方、停止期間中や駆動開始時に出てくる周波数は 振幅によって周期が違うが、おおよそ1/10〜1/20倍波になっている。 駆動開始時に出てくる減衰波は応答体からのものだが、 微弱な駆動電圧に対して異常に高く明確であり、 考察する必要がある。 01/10/2016

基本波で駆動すると3相目の球形コンデンサーの放出パルスが踊ってしまい正常に出ない。 1/4周波数とは状況が違う。 ZPTの実験機で発生した放出パルスが出てくるのが早い現象と同じ様で問題だ。 ディスクの物理的な問題の可能性もあり回路との組み合わせもあるだろう。 一応、ディスクを回して球形コンデンサーの良さそうな位置に付け替えてみた。 120度と240度を付け替えしてみたが波形は変わらず改善しない。 それで変化するほど物理的な球形コンデンサーの位置が悪いとは思えない。 やはり1、2相の波形は良いが3相目の放出パルスが踊って 駆動期間の立ち上がりの振動が大きく続いている。 これでは正確な円偏光になっていない。

3相目の球形コンデンサーの放出パルスが正常に出ない事例。
3相目のクロック

瞬停パルス H期間は停止中


3相目の放出パルスが正常に出ない。
駆動期間の立ち上がりが大きく振動したまま。

位相調整が悪いとみて再調整したが改善しない。 振動したままなので駆動力が弱いとみてパワー素子のバイアスを調整すると 改善してくる。パワー素子の動作の問題だった。 今度は実稼働状態でバイアスを調整するときっちりと放出パルスのバランスが取れた。 3相目のバイアスがやや深めになった。今までにない渋い感じの駆動音がする。 アルミのボディーに反響しているようで将来的には騒音対策が必要かもしれない。 正確な円偏光になったためか電源を切っても15秒くらいは駆動音がするので、 しばらく待たないと本体や回路に触れない。 かつては10Aの駆動電流が流れた状態で電源を切ればスッと電圧が落ちて 電源装置の突入電流防止のリレーがOFFになる音がした。1秒もない。 今回はリレーがOFFになるまで3〜7秒くらいかかる。 高電圧のためディスクの縁ではネオン管が2-3秒は点灯していることがわかった。 触れば感電する。 この件は実験22の09/20/2015の記録でも 「5div以上で駆動において電源を落としたとき電圧が無くなっても ディスクから0.5秒くらい音が出ていることがある。」 とあるので、 1/4共鳴だったものが基本波になったので共鳴保持の時間が長くなったのと、 共鳴の強度が上がったためである。 駆動の効率が上がって低い電源電圧でも動作するようになったこともあろう。 同じ10Aの駆動電流が流れた状態で切ってもすぐには落ちないのは ディスクから電荷が戻ってきている可能性が考えられる。 確認のため電源端子の接続をいきなり外すこともやってみた。 電源装置には大きなコンデンサーが入っているため。 これでも7秒くらいは駆動音がした。 切ると減衰波形が現れ消えていく。 ディスクの共鳴が数秒間保持されて電荷が戻ってきている。 この時間は原子核レベルでは驚くほど長いと言える。 この挙動はグレイ達のスピンが同一位相でコーヒレントに揃った物質に近い。 なお、調整していて6.160μsecにも共鳴するところがあることがわかった。
さて、考察すると駆動は6.6μsec、出力される減衰波は約80μsecになっているので、 1/12倍波ということになる。 核磁気共鳴において原子核は静磁場に対して核スピンが立ってこまのように応答する。 磁場強度と共鳴するラーモア周波数は完全に比例関係にある。 原子核が高周波の磁気エネルギーを吸収、放出するときの周波数は同じである。 ディスクの材料としてチタンとバリウムがあるが7割は 核磁気共鳴しない偶数の同位体チタン48、バリウム138なので核磁気共鳴しない。 残りの奇数の同位体の感度も5/1000くらいしかなく考えずらい。 酸素も99.76%が酸素16なので核磁気共鳴しない。 磁場用のフェライト磁石の鉄は偶数の同位体の鉄56が91.72%で、これも除外される。 したがって、本実験の応答は核磁気共鳴ではない。 それでは核電気共鳴なのかと思ったが、ディスクの材料が偶数の同位体ばかりなので 原子核が応答している可能性は低い。 本実験は感度が高く、単純な応答ではない。 駆動している周波数と出てくる周波数が別物という関係にある。 応答体が一つの単体ではなく、複数が組み合わさった構造になっているようで、 ディスクの中を回転する電子が基本波に同期して回転すると 別の1/12で噛み合う大きなスピンを励振し その電荷が高い電圧になって球形コンデンサーに出力されるといった複雑な現象となる。 一般的に12分周という数字はあり得ない。 たとえばn倍の高調波が含まれた信号からアナログ回路で2、3、4逓倍の 信号を造り出すことは可能だが1/n分周というのは聞いたことがない。 デジタル分周回路ならできるがアナログ回路では難しい。 百歩譲って、逆にいきなり12逓倍するというのも普段はやらない設計だ。 信号波形に12倍の高調波なんてほんの僅かしか含まれていない。 だいたい12回転する間に1回加速するというのならわかるが、 1回転する間に12回加速するというのはおかしい。 しかし、円盤機関では1/2波形(スピノルの二価性が関係)は普通にあるし、 1/12分周というのもありなのか。 もし、あるとしたら遊星歯車機構のような複雑な仕掛けになってしまう。 周波数変換と電圧変換が同時に起こっている。 電荷の回転エネルギーが電圧に変換されるなんて、 原子核レベルでそのようなことがあるのか。 遊星歯車機構というのは無理がありそうだ。 では奇怪な挙動を示す応答体は何なのか。
推定すると、円偏光の電磁場によって分極した電荷で覆われた 粘性のある皮が引き剥がされると、ある中身が露出してスピン応答するようになり、 強い電荷が見えて大きな電圧を発生すると考えることができる。 言い換えれば、破れ補正によって付着している自発的対称性の破れが除去され 量子本来の性質が現れたとみることができる。 高誘電率の物質と高電圧の三相交流によって 超伝導のように常温で量子の性質が現れている。 電磁場が弱まるとその中身は隠され発生する電圧も無くなっていく。 なお、振幅によって周期が違うのはまだ完全に応答していないか、 応答体の構造が歪むことが考えられる。 01/17/2016

ZPTの実験機使って6.6μsecの周期でも同様の物理現象が発生するのか、 載せ換えて確認した。 やはり駆動電圧は小さくなって、放出パルスが大きくなっていた。 駆動電圧と球形コンデンサーに発生する電圧は共振して打ち消し合っている。 停止期間中のドレイン電圧に発生する6.6μsecの小さな波は見当たらず、 周波数をいじっても出てこなかった。 電源を切っても5秒くらいは駆動音がして、振動波形が継続して存在した。 やはり材質が違っても基本波で共鳴していると判断できる。 駆動期間の立ち上がりのスピン振動は存在していて、追従して安定していた。 各相きれいな応答波形になっていて良い結果だ。
さて、磁場に対して電子には上向きのスピンと下向きのスピンがある。 円盤機関の場合は電場の回転方向があるので、 偶数回と奇数回で違ってくることが考えられる。 1/2波形というのはスピノルの二価性の状態が発生していることになる。 電場の回転方向と回転の向きが逆の場合は制動が掛かることが想定される。 明らかに1/2波形はスピン制御が行われている根拠となる。 できれば上向きのスピンと下向きのスピンのどちらかに統一したいが、 電場が強ければスピンの逆転を掛けられるかも知れない。 強い電場がディスクの熱攪乱に打ち勝って電気共鳴を誘起している。 これは超伝導が起こるのと似ている。 強誘電体の隅々まで原子核スピンが同一位相でコーヒレントに 揃った状態というのは量子論的に特別な意味があって、 常温で全体として1つの巨大量子状態が起こっていることになる。 ディスクを構成する多数の粒子が同一の量子状態に落ち込むということは ボース=アインシュタイン凝縮を起こしている。 駆動開始時に出てくる応答体からの減衰波は 微弱な駆動電圧に対して異常に効率が高くなっている。 各相は位相差があるので円周方向にはジョセフソン電流が発生しているだろう。 ディスク全体が巨大量子化すれば一般的なUFOに見られる挙動はなんら不思議ではない。 超伝導で起こる電気抵抗ゼロ、マイスナー効果、ジョセフソン効果や超流動、量子トンネル効果、 量子テレポーテーションなどは量子化が原因だ。 ボース=アインシュタイン凝縮(多数の粒子が同一の状態へと落ち込む)によって、 それぞれの粒子のミクロでしか作用しなかった量子状態の効果が マクロな大きさの粒子団塊の凝縮現象として発現する。 すなわち、あのUFOの奇怪な挙動は機体全体を巨大量子化した結果だったのだ。 宇宙人達はバカじゃない。量子物理を知り尽くして 超伝導より凄い状態を造り出してあの飛び方をしていると考えられる。 量子化を応用すれば直角ターン、ジグザグ飛行、目で追えない瞬間移動、突然出現・消滅は標準仕様だ。 ロケットや航空機は性能でかなうはずがない。 戦闘機のパイロットが目撃して、 あんなものに攻撃されたらひとたまりもないと言うのも合点がいく。 大ざっぱに言えば超伝導リニヤモーターカーは車体のごく一部を量子化したものだが、 UFOは機体全体を量子化したものだ。 本実験は極低温まで冷却しなくても量子化が達成できる方法を見つけたことだ。 地球の物理学はまだまだ稚弱で研究不足と言わざるを得ない。 01/24/2016

基本原理が機体全体の量子化ということだが、 実験によってどれくらいから制御が始まるかと言えば、 波形から判断して2div以上ではないかと考えられる。 充分な量子化というにはもっと強い電磁場が必要だろう。 本実験の方法で量子化するといってもどのような物理特性になるのか未知数だ。 nullの周波数のままだと球形コンデンサーの駆動電圧は相殺されて出てこない。 周波数を決めるとしても2相目の球形コンデンサーの駆動電圧が 最小になったところの6.860μsecなのか、 停止期間中のドレイン電圧に発生した6.6μsecの小さな波のピーク6.604μsecなのか、 判断に迷う。僅かに周波数が違う。駆動音も若干の違いがある。 小さな波にも幾つかのピークがあって6.246μsec、6.604μsec、6.792μsecがある。 このときの放出パルスは2.5div、2.5div、2.8divとなっており、 6.792μsecが球形コンデンサー電圧のnull pointに近く、ここら辺かなと思う。 各相の球形コンデンサーの駆動電圧の最小値の周波数も微妙な違いがある。
駆動電圧が相殺されること自体もおかしな話だ。 電気回路で相殺されるには逆相の発生源がないと成り立たない。 駆動期間のドレイン電圧を見ながら電源電圧を上げていくと10Vで 6.6μsecの波形が出ることがわかった。 さらに駆動を強くすると波形が入れ替わることが起こっていた。 入れ替わるところは波形が生物のようにうねうね動いて気持ち悪い。 最初は円偏光の電磁場が吸収されて、強いスピン応答の6.6μsecの電圧が発生する。 次にスピン応答の電圧よりも駆動電圧が大きくなって入れ替わる。 このときは駆動電圧は逆相になっている。 駆動電圧が大きくなると停止期間の放出電圧も比例して大きくなるが、 まだ飽和はしていない。 インピーダンスが極端に低くなれば電圧は出ないが、 問題なく駆動できて、消費電流も今まで通り流れているのだから インピーダンスは変わっていない。 もし、超伝導だったとすると電流は流れるが電圧は出てこない という現象になる。 相殺されることはある種の超伝導の挙動に近いと思われる。 最近の研究では超伝導の材料として酸化物高温超伝導体があって、 ペロブスカイト構造を持っている。 本実験で使用しているチタン酸バリウムも同じペロブスカイト構造である。 知られているとおり強誘電体であるが、同種のものが高温超伝導体というのも おもしろい。共通の何かを示唆していると思える。
UFO in Mexico 2007の動画には大きな平べったい皿型の機体が映っている。 その機体の表面は波打ったように動いている。 内部のローターに沿って円弧状に波打つのでサール方式と思われる。 波打つのは機体の量子化によって表面が超流動のような動きをしたものと考えられる。 今までなぜこのようになるのかと疑問に思っていたが、今回理解できた。 動いたからといって特別な効果はないと思う。 考え方として機体の量子化で説明がつくので実験の方向性は合っている。 01/31/2016

1/4共鳴で磁場の強さは検討しているが、基本波での磁場強度の確認をしていない。 1/4共鳴においても4倍波が共鳴しているはずで、 基本波とそう大きな差はないと思われる。 それでも磁場の強度を確認した。 ディスク下部のマグネットを外して、上側に移して着脱してみた。 駆動の始まりに出る減衰波に影響が出ることがわかった。 拡大してみたら波形が一つ置きに増減した。 放出パルスへの影響はほとんどなかった。 最適な距離があるようで駆動音が変化する。 隙間は5-7mmくらいが最適だった。 波形の変化が目立つのは波形が入れ替わるあたりだった。 マグネットの枚数は3枚あれば変化が出た。 増強しても大差なし。 ZPTの実験機に載せ換えても確認した。 角型フェライト磁石を反発する方向で近づけると減衰波に影響が出て 小さくなった。やはり磁場を必要とする。 02/07/2016

磁場の強度が変化すると波形が一つ置きに増減するのは 回転するとき偶数回か奇数回のどちらかで スピンの片側を励起し、片側を制動することが起きている。 スピノルの二価性の状態が発生している。 駆動に使うのは電子だが、電子は相殺されてしまう。 駆動開始の立ち上がりが遅いのは ディスクのスピンが重すぎてすぐには追従しないことを意味する。 安定するまで5周くらい掛かることが判明している。 駆動直後よりしばらくすべりが発生している。 放出パルスの元はディスクのペロブスカイト構造の 原子の位置が偏位した差分の+電荷になると思われるが、 確証がない。 かつて40MHzで駆動しても遅れは感じられず、三相交流も成立していた。 今回は駆動している電圧が高いこと、 異常に重すぎるスピン、出てくる放出パルスの周波数がまったく違うことや 電圧が高いことは未知の対象である感が強い。  各部の放出パルスに時間差がある。
・磁気柱の放出パルスが一番早い。
・ボディーのタイミングが各相の平均になっているのかというとそうでもない。
・各相の放出パルスの時間差はない。
磁気柱とボディーからは違ったタイミングで放出パルスが測定されるが、 ディスクからの誘導なのか、そのものからなのかは判断しずらい。 スピンが引きずられて制御されている気もする。 磁気柱は銅製、ボディーはアルミの材質なのでスピンが 若干違ってくることは想定できるが、 同じ導電性の高い金属から放出パルスが出るのは良い傾向だ。 今後、色々な材質で放出パルスの出方を調べる必要がある。 磁気柱の放出パルスが一番早いのは機関の中心にあるためか。 基本波の6.6μsecに設定して3相目のバイアスを深くしてバランスが良くなった状態で、 放出パルスに時間差があるのか、各相を確認した。 1−2−3相とも35.90μsecで同じだった。 しかし、磁気柱の放出パルスは32.00μsec、ボディーのタイミングも32.00μsecと若干早い。 5周分の時間として計算すると6.6×5=33μsecになっていて測定値として合う。 停止したとき放出パルスはゆっくりエネルギーを放出する。 その緩慢なスピン動作の周波数に合わせて駆動したからといって共振して 振幅が大きくなるわけでもない。 さらに駆動電圧を上げると放出パルスは大きくなり飽和した感じはない。 02/14/2016

機関の中心から放出パルスの伝達距離を調べた。 積層セラミックコンデンサーが良いかと使ってみたダメだった。 ZPTディスクが良いので3つの電極の2つにGND-測定端子を付けて探った。 10A駆動だと機関の中心から60cmで1Vp-pは検出された。 かなり強い。
試しに、1/64分周にするとスピン応答の振幅が大きくなったところで停止するので 反動で放出パルスが最大になる。5Aで9divで、10Aで管面をはみ出す。 実験機から30cmくらいでネオン管が点灯する。 点灯のしかたもうっすらと点く感じで独特だった。
三相駆動と単相駆動の差異によってスピン応答が違うのか確認したい。 1、3相のドライバー入力を絞って 2相目だけで駆動したときの電圧をみると さほど変わらないが、放出パルスの形が少し違った。 山の数が4つだったものが3つしかない。 停止期間の小さな波も無い。 1、2相は放出パルスもきれいな減衰波も無く、1divの振幅で歪んだ波だった。 電源を切ったときに残る駆動音はそのままだった。 確認として負荷コイルの1、3相の出力の配線を外すと どれも2相目と同じ波形になる。 停止期間中の小さな波は消え、電源を切ったときに残る減衰波も無く、 1秒もしないで駆動音も消えた。
これらの結果から考察すると、 2相目だけで駆動したときにも2相目には放出パルスと減衰波もあったから ディスクの2相目付近のスピンは追従していることになる。 単相駆動なので往復運動しているはずだ。 これはディスクを構成するペロブスカイト構造が応答していると考えるしかなく、 この格子の大きさに感応するため固定周波数になると思われる。 しかし、駆動周波数と放出パルスの周波数が違うのは説明できない。 三相交流にのみ発生することは停止期間の小さな波である。 実はこの小さな波は駆動期間にもあって 駆動を強くすると波形が入れ替わる。混在していてわかりにくい。 球形コンデンサーに近いパワー素子のドレインがわかりやすいが、 2相目だけで駆動したときの電圧をみるとまったく存在しなかった。 停止期間の小さな波が円偏光電磁場で駆動したときの応答波形と言える。 球形コンデンサーに近い負荷コイルのパワー素子のドレインを外して 測定すると駆動周波数の200Vp-pの正弦波が見られた。 停止期間にも小さな波はあって40Vp-pあった。 今まで相殺されて測定できなかった。 球形コンデンサーに近い負荷コイルに検出用の巻き線を設けるのがよさそう。 ただし、掛かる電圧が最大なので絶縁が甘いと危険が伴う。 02/21/2016

検出用の巻き線を設けるべく、負荷コイルの巻き線をほぐして1次側をバイファイラにした。 組み込んで測定したところ、単に駆動中のドレインの波形が見られただけだった。 徒労に終わる。コアに駆動磁束が流れているとダメで、これを拾うだけだ。 別にコアを設置して1次側に出力巻き線を通し、検出用の巻き線を2次側とすればよいと考えた。 コアは大きい必要はない。外形15mm厚み7.5mmの材質不明のコアがあった。 磁石の着きがよく、艶があるのでこの帯域で使えそう。 本当の高周波用は艶がなく、粉っぽい。 この配線は敏感なので延ばしたくない。 5ターン:5ターンで0.18□の線を巻いた。 出力巻き線に接続して駆動してみたところぜんぜんダメだった。 微分波形のようで電圧も低い。巻き数が不足している。 やっぱり負荷コイルの大きさが必要と思われる。 出力の配線は敏感なので延ばしたくないが、本当にそうなのか確認した。 球形コンデンサーに近い負荷コイルとパワー素子のドレインを外して 球形コンデンサーの波形をみたが、劣化はしていなかった。 ほぼ正規動作の放出パルスと減衰波もあったから 同じコアを設置しても問題なさそう。 検出用のコアと巻き線とすればよいはず。 余っている61:19の負荷コイルを組み込んでみた。 駆動してみると球形コンデンサーの放出パルスと減衰波の波形は劣化はしていなかった。 1次側の電圧は対電源にして300p-pの正弦波が見られた。 null pointでは波形が正弦波に近くなることがわかった。 周波数調整するときに目視で最適点にできる。 今まで駆動波形が相殺されて見えないことを考えれば進歩した。 巻き数や比については10:1くらいがよさそうだが、検討する必要がある。 02/28/2016

2相目に余剰の負荷コイルの巻き線をほぐして116:12の検出用の コイルを作成して組み込んでみた。ほぼ10:1になる。 駆動してみると5Aで100p-pが測定できた。 12Aなら200p-pだった。 波形は鮮明で使い物になる。 停止期間にも40Vp-pあった。 球形コンデンサーの波形をみたが、劣化はしていなかった。 ほぼ正規動作の放出パルスと減衰波もあった。 現在10段構成なので1段ずらして11段とし直下に検出用コイル組み込めばよい。 バランス調整するには各相に組み込む必要がある。 ドライバー回路のサグが気になっていたので検討した。 LPFの後ろにケミコンを入れてトランジスタでスイッチングしたら サグは無くなった。今までDC変動が大きかった。 これで駆動してみると放出パルスが半分と小さい。 回路がおかしいと思い、あちこち調べたがよく解らない。 仕方なく、検出用コイルも外して元に戻した。 しかし、状況は変わらない。 よくよく考えると放出パルスは周波数を変えても大きさは 変わらない特性がある。サグも同様でこれがあると 放出パルスが大きくなることが考えられる。 サグを解消したので放出パルスが小さくなった。 これではまずいのでドライバーの出力を大きくすると改善する。 10倍の増幅回路をいじって12倍にした。 LPFが26.40μsec用のままなので4倍波用に修正した。 これでほぼ従来並みの放出パルスが出るようになった。 駆動力は上がったと思われる。 一遍に複数項目を変更してしまうと目的を見失う典型であった。 本日は検出用コイルは組み込めず。 03/06/2016

1、3相目も10倍の増幅回路を12倍に改造した。 LPFも4倍波用に修正した。 ドライブ電圧は3Vp-pでまだ飽和していない。 将来的にはもっと稼げば駆動出力は上がりそう。 実験すると隠れていた次の指標が出てくる。 何もしなければ何も出てこない。 そうして進化してきた。 動作確認のため駆動してみると5Aで放出パルスは2.5divあった。 12Aなら4divで所定の動作になっていた。 ようやく2相目に116:12の検出用のコイルを組み込んでみた。 駆動してみると5Aで放出パルスは2.5divあり悪影響はなかった。

2相目に検出用のコイルを組み込む 5Aで駆動


2相目のドライバー出力

瞬停パルス H期間は停止中


2相目の検出用のコイル出力100Vp-p(10:1なので1000Vp-p)
駆動停止期間に40Vp-pの共鳴電圧(10:1なので400Vp-p)が残存する。

残り1、3相目の検出用のコイルを作成した。 1、3相目にも組み込んでみた。 駆動してみると芳しくない。 1相目の停止期間は40Vp-pあったが3相目にはない。 2相目は20Vp-pしかなくいろいろ調整してもバランスが取れない。 やはり負荷になっているようで実験の参考程度にしかならない。 常設するのは無理なので、2相目だけに検出用のコイルを設置して 6Pスイッチで切り替えることにする。調整するときだけ接続し、 稼働させるときは切り離せばよい。 スイッチは125V耐圧しかないが試すしかない。 03/13/2016

2相目だけに検出用のコイルを設置して 6Pスイッチで切り替えるようにした。 確認してみると切り替えはできているようだが、 「切り」にしても漏れがあって検出端子に50Vp-p出てくる。 元々、球形コンデンサーの引き出し線は敏感なので 引き回せば特性が劣化する。 ここにアナログ高周波の高電圧の難しさがある。 検出用コイルを常設するよりはマシか。 おもしろいことに停止期間の共鳴電圧も漏れてくるが、 100μsecぐらいで減衰してしまう。
さて、駆動停止期間の共鳴電圧について考察すると400μsecは継続している。 停止後、減衰していくが、それまでの周回数として数えると60回もあり興味深い。 こういった応答は短くてせいぜい数周が多い。 立ち上がりが100μsecに対して減衰は400μsecもある。 たいていの物理現象は可逆で立ち上がりと減衰は同じになるのが一般的である。 それはエネルギー収支は変わらないことによる。 この場合の動作について考えると、 電池のように急速充電して小電流放電している状態なのかもしれない。 電池だと化学反応なので電解液や電極が劣化したりガスが貯まったりする。 ときに電極が短絡したり局所反応が起きて熱暴走して発火することもある。 スーパーキャパシター類も化学反応なので同様の扱いになる。 この物理現象は核スピンに準じるので劣化したり壊れることはない。 従来のスピン電池と違って磁場でなく電気を直接扱えるため画期的だ。 それも高電圧で動作する。 寿命が無限のキャパシターとして応用できる可能性がある。 多数接続してDRAMのようにリフレッシュすれば保持時間は延ばせる。 03/20/2016

ZPTの実験機使って同様の物理現象が発生するのか、載せ換えて確認した。 やはり駆動停止期間の共鳴電圧は存在した。ただし、100μsecしか継続しない。 周波数は7.04μsecがいいところで、周波数が低くなる傾向を示した。 周波数を動かすと櫛形の特性になっていた。 今回、測定できたのは検出用のコイルを設置した成果だ。 以前はこれが確認できなかった。 やはり強誘電体ならこの現象が起こることが知れた。
さて、駆動したときの球形コンデンサーの波形を見ると停止期間と 開始期間の形は上下対称になっている。 エネルギーを吸い込むときと放出する時間は同じになっている。 駆動周波数はこれに対して10〜20倍も速い。 立ち上がりが遅い、放出も遅いというのは ディスクの負荷が重すぎてすぐには追従しないことを意味する。 チタン酸バリウムはチタン原子の位置が偏位しており、 これに電圧を印加すると結晶が機械的に歪み、原子が動くが、 駆動周波数に対して10〜20倍も緩慢に動くとは考えにくい。 二つの事象が同時に発生していると考えると、 一つは強誘電体ディスクに電圧を掛けたことによるチタン原子の位置に よってエネルギーを吸い込んだり放出する圧電現象。 もう一つはスピンに準じる共鳴応答現象である。 瞬停駆動なので駆動停止期間があり、駆動期間がある。 いきなり止まって、突然駆動が開始されるので、 過渡現象が発生する。それが放出パルスであり、 減衰波となると考えれば駆動周波数に対して10〜20倍も 違うのは当然ということになる。 ただし、放出パルスや減衰波を見る意義は駆動状態を知る指標にはなる。 やはりスピンに準じる共鳴応答に主眼を置くべきだろう。 03/27/2016

ZPTの実験機のまま駆動停止期間の共鳴電圧を探った。 2相目の検出用のコイル出力40Vp-pの(10:1なので400Vp-p) のときにオシロで拡大するとまったく無くなるわけではなく残存していた。 駆動電流を0.5Aより下げると150mmの実験機とほぼ同じ波形になる。 ディスクの大きさが小さいからだろう。 停止直後の共鳴電圧は0.5Aより上げるとなぜかノイズが多い。
ZPT実験機の駆動停止期間の共鳴電圧 0.5Aで駆動


2相目のドライバー出力

瞬停パルス H期間は停止中


2相目の検出用のコイル出力
駆動停止期間に共鳴電圧が減衰しつつ残存する。

駆動が不安定とは思えないので何かあるのか。 周波数特性が櫛形の特性になっているので最大値を求めると7.630μsecだった。 このときに角型フェライト磁石を反発する方向で近づけると 磁場が減衰して波形が1/3程度に減衰した。 特に200-300μsecの間が敏感だった。 惰性の回転が弱まったときに磁場が減ると軸が維持されずコマが倒れてしまうためだろう。 ある程度の磁場が必要であることがわかる。 ところが駆動電流を0.5Aより3.0Aに上げると磁場が減衰すると逆に波形が大きくなる。 寝ているコマが起き上がるという奇怪な挙動を示す。 04/03/2016

5A以上に上げて共鳴点が変化するか確認した。 気を付けないとディスクが発煙して破損する。 試したところ共鳴点が一つ存在し、出力は小さめだが300μsec以上継続しているところがあった。 最大値を求めると7.540μsecだった。 150mmの実験機のように300μsec以上継続する波形が観測できる。 いい結果だ。材質が違っても高誘電率であれば電気共鳴する。 更なる駆動電圧を高める方向となる。
ZPT実験機の駆動停止期間の共鳴電圧 7Aで駆動


2相目のドライバー出力

瞬停パルス H期間は停止中


2相目の検出用のコイル出力
駆動停止期間に共鳴電圧が300μsec以上継続している

0.5Aでの駆動したときより若干周波数が高くなる傾向があった。 10A以上に上げるとノイズが無くなる。 熱雑音に負けなくなったからだろう。 この出力が無くなるまでを確認したいので停止期間を延ばし 12Aで駆動してみた。共鳴電圧は800μsecくらいで消失した。 3.0A近傍は磁場が減衰すると逆に波形が大きくなるといった不思議な挙動がある。 04/10/2016

3.0A近傍で磁場が減衰すると逆に波形が大きくなることについて検討した。 現象として200-300μsecの間が低下して100μsec付近が盛り上がる。 波形が入れ替わるように節の電圧が高くなって腹が低くなる。 駆動が弱くて共鳴している歳差運動の状態が時間とともに変化するためだろう。 電圧が高いとこの現象はない。 実験中に気が付いたことだが、磁場が無いと共鳴電圧は半分に低下してしまう。 駆動中に角型フェライト磁石を反発する方向で近づけると ディスクからは磁場変化によってキンキンという音が発生する。 通常、圧電素子に磁場を与えても音が出ることはない。 電場によってのみ音がすることになっている。 この現象は電磁場によってスピンが揃っているため片方の磁場が乱れると スピンが動揺して発生する電圧が変化して音が変わるためと考えられる。 やはり磁場を必要とするがZPTの場合は1cmくらいでも共鳴電圧は大きい。 04/17/2016

もう少し停止期間中の共鳴電圧が延びないか検討した。 敏感な球形コンデンサーの引き出し線にコイルを設置したくなって、 空いているパワー素子の6ターンの空芯コイルを外して間に入れた。 駆動してみると共鳴電圧の残存時間が延びて2msecになった。 いい加減な思い付きだが、とても良い。 そこでディスクを持ち上げると磁場が減って共鳴電圧は 無くなるほど低下してしまうことがわかった。 みていると波形が均一に変化せず、節ができて調整では逃げられない。 おそらく磁場が均一でないため共鳴点(null)が分散してしまうためだろう。 共鳴点とその周波数でディスクのあちこちに最適点が違う幾つもの場所が存在してしまう。 将来的に問題点となる部分だろう。 今まで、波形が入れ替わると思っていたのは共鳴点が分散していたためだ。 さらに6ターンの空芯コイルを追加してみた。改善したようだが、 一つ電極が剥がれてしまったので別のディスクに交換した。 10ターンの空芯コイルを作成して組み込んでみたが、 電圧は上がるものの共鳴電圧が延びなくてあまり良くなかった。 次に4ターンの空芯コイルにしてみると逆に共鳴電圧が延びない。 6ターンあたりが最適のようだった。 04/24/2016

磁場の角度を確認するため ディスクを斜めに持ち上げてみた。 共鳴電圧は低下した。 共鳴電圧が最大になるのは角型フェライト磁石に 密着(配線があるので2mm浮く)させたときだった。 20mmまで離すと1/4に低下する。 角度は水平のときが最適のようで、今までの実験結果とは異なる。 どうもおかしいので、調べてみると 検出用のコイルに悪影響を及ぼしていたようだ。 トロイダルのくせにディスクの電磁場を拾ってしまう。 電圧が高いと言えば高いので仕方がない。 配線を変更して検出コイルを脇に移動させることにした。 これで駆動すると水平ではなくある角度で共鳴電圧が延び、 節も無くなって均一になる。 やっぱり検出コイルの位置が悪かった。

ZPT実験機の駆動停止期間の共鳴電圧 6ターンの空芯コイル追加して3Aで駆動


3相目のクロック

瞬停パルス H期間は停止中


2相目の検出用のコイル出力
駆動停止期間に共鳴電圧が2msec以上継続している

ZPT実験機の駆動停止期間の共鳴電圧 6ターンの空芯コイル追加して3Aで駆動


3相目のクロック

瞬停パルス H期間は停止中


2相目の検出用のコイル出力
駆動停止期間に共鳴電圧が2msec以上継続しているが調整が悪いため節がある 
05/01/2016

6ターンの空芯コイルを外して間に入れて 共鳴電圧の残存時間が延びるのはいいが、理由を知りたい。 空芯コイルの有り無しで共鳴電圧の違いを確認した。 高ければ延びる可能性が高い。 5Aの電流値で実験すると駆動電圧はまったく変わらなかった。 電圧が上がったわけではなく、残存時間だけが延びていた。 そうしているうちにまた一つ電極が剥がれてしまった。 ディスクの状況が変わってしまい実験中止になった。
ところで、実験機の置き場所の軒先に蜂が巣を作った。 小窓からよく見えて小型のあしなが蜂のもよう。 吉兆と考え、成長を見守ることにする。 ヒントをもたらしていると理解すべきか。 05/08/2016

ZPT実験機では実験できないので、 150mmの実験機に載せ換えて6ターンの空芯コイルを間に入れてみた。 共鳴電圧の残存時間は延びたが1msecほどで消えた。 ZPT実験機ほどではない。 次に10ターンの空芯コイルを組み込んでみたが、 かえって電圧は下がり共鳴電圧も延びなくて良くなかった。 ZPTの実験機と同じ結果だった。 だが、球形コンデンサーの引き出し線が延ばせた ことは異例というべきだ。 ZPT実験機では空芯コイルの位置(姿勢)で共鳴電圧が変わった。 その作業で電極が剥がれてしまったが。 現状、空芯コイルはディスクの下にあるが、機関上部に持っていきたい。 配置によって変わると思うが、いわゆるパワーコイルとして 設置してみたい。実機に近くなるので何かしらの効果が期待できそうか。 05/15/2016

空芯コイルをパワーコイルとして機関上部に設置してみた。 こうすると球形コンデンサーの引き出し線は長くなってしまう。 駆動してみるとさほど変わらず、共鳴電圧は存在し1msecほどで消えた。 思ったより安定していた。 空芯コイルの姿勢によってわずかに変化はあった。 次に空芯コイルをディスクの下に配置して鉛直磁場用のリング マグネットの穴を通さずに配線すると引き出し線は最も短くなる。 これで駆動すると共鳴電圧は1.2msecまで延びた。 気持ち波形もきれいになる。 やはり引き出し線は短いほうが良い。 05/22/2016

球形コンデンサーの引き出し線をさらに短くしてみた。 共鳴電圧は延びず、0.6msecの節が目立つようになってしまった。 これ以上の改善はしなかった。 この節は周波数調整が合っていないと発生するが、 一種のビートであって、ディスクの応答体の周期と駆動回路の周期が 一致していれば発生しないが、違えば掛け算器のようになって その差分の周波数でビートが発生する。 磁場が均一ではない場合もピーク周波数が複数できて節ができる。 磁場を均一にするというのは難しい話で、コイル等で磁気回路を造っても 均一なのは中心の一部だけになってしまう。 大きな磁気回路にすれば良いが、重くなってお金は掛かるし無駄が多くなる。 だが、周波数が幾つも存在していては簡単には駆動できない。 もし、幾つかの周波数を混ぜて駆動できたとしても 機体全体が一つの量子と同じ振る舞いをしなくなる。 やっぱり単一の周波数が必要だ。 確認のため引き出し線を25mm延長して駆動してみた。 0.6msecの節は無くなり右下がりの素直な減衰波形になった。 最適の長さがあるとみられる。
実験機の置き場所の上にあったあしなが蜂の巣はカラスに取られてしまった。 05/29/2016

ビートが発生するのは駆動停止期間中なので駆動回路の電気エネルギーの供給 は無いということから、残存している共鳴電圧そのものに 電圧ゼロ点が幾つかあることになる。 駆動回路と残存している共鳴電圧がビートを発生しているのではない。 共鳴電圧そのものにビートが発生している。 通常、物理的な現象の場合は駆動をやめればそのまま減衰していく。 自動車ならクラッチを切れば惰性で走り、徐々に速度が低下していきそのうち止まる。 この実験の場合、共鳴周波数より少し高いか低い周波数だと 素直に電圧は低下せず、水切り石のように跳ねながら低下して止まる。 ディスクに存在する無数の応答体による合成電圧は 下がっていくと一旦電圧ゼロになるが、 復活してまた電圧ゼロになるということを繰り返す。 電圧ゼロでは電荷の方向がバラバラになっている。 しかし、また一方向に揃い、またバラバラになって減衰していく。 応答体がスピン相当の挙動を示しているのだろうが、 非常に興味深い現象と考えられる。 共鳴状態が一様になっていないと言えばそれまでだが、 原子核レベルの挙動が身近に感じられておもしろい。

150mm実験機の駆動停止期間の共鳴電圧 6ターンの空芯コイル追加して5Aで駆動 周波数6.620μsec




瞬停パルス H期間は停止中


2相目の検出用のコイル出力
駆動停止期間に共鳴電圧が1.2msec以上継続している 

150mm実験機の駆動停止期間の共鳴電圧 6ターンの空芯コイル追加して5Aで駆動 周波数6.510μsec




瞬停パルス H期間は停止中


2相目の検出用のコイル出力
共鳴周波数より少し高い周波数のため駆動停止期間の共鳴電圧に電圧ゼロが3つ発生している。
電圧ゼロ点は周波数のずれに応じて一つづつ増えていく。
06/05/2016

150mm実験機の駆動状態を知るため駆動停止期間の共鳴電圧を測定した。 駆動状態が良くないと停止期間の残存している共鳴電圧は乱れる。 6ターンの空芯コイル追加して6Aで駆動する。 球形コンデンサーの電圧を測定しても共鳴が強まると 電圧は相殺してしまうので測定できない。 駆動電圧は検出コイル出力から1750Vp-pから2000Vp-pであった。 周波数を動かしながら共鳴電圧として停止直後の200μsec時点の振幅を測る。

左図は測定結果からグラフ化したもので共鳴電圧は特定の周波数で電圧ゼロに落ち込む 櫛形特性になっていることがわかる。 なぜこのような特性になるのか。 一般的な電気回路では櫛形特性となるのは線形な経路と別の 遅延のある経路が加算・減算することによって形成される。 本実験の場合は共鳴した部分と共鳴しているが位相がずれた部分とが加算 して櫛形特性になっていると考えられる。 どんぴしゃに合っているnull pointでは全部の応答体が同一位相でコーヒレントに揃った状態 なので櫛形特性の頂上ということになる。 共鳴のピークの部分を拡大して測定したものが右図である。 周波数ピークに対して非対称の形になっている。 隣のピークも拡大すれば非対称の形になっている。 実験20でも真のピークを中心にして非対称だった。 電気回路で櫛が非対称になっているなどおかしい。 また、共鳴のピークの前後では櫛の歯が狭くなっている。 通常、一般的な電気回路で櫛形フィルターの歯の幅が特定の周波数だけ狭くなる といったことはあり得ない。 狭くなるということは伝搬時間が短いことになる。
v=fλであるから
v:速度、λ:波長、f:振動数(周波数)
伝搬時間が短いというのは伝搬速度が速くなったことになる。 しかし、強誘電体の電場の伝搬速度が特定の周波数だけ速くなるのは考えずらく、 一定とみるのが妥当だろう。 すると、ディスクの誘電率は変わらないから波長も変わらない。 波長は固定されているから振動数が多くなって速度が上がっている。 振動する数が増えるには単位時間が延びないと合わない。 周波数は横軸で飛ぶことはなく一定とみると時間が延びることになる。 やはり通常ではあり得ないような物理現象が潜んでいる。 結局、掲題通り単位時間が延びて破れが補正されていると考えられる。 今後の重要なヒントになる。 停止直後の測定点によってもグラフの形は変わってくるが櫛形特性に変わりはない。 山から山、谷から谷の差は平均250nsecになっており、 共鳴の伝達遅延による加算・減算によって櫛形を形成している。 伝達遅延時間から4MHzで応答していることになる。 共鳴周波数の26倍も伝達が速くなっているのは解せないが制御するには良い特性と言える。 円盤機関の挙動が素早いのはこれが元か! もし、レーザー光線で撃ち落とそうとしても 高エネルギーの放射が量子テレポーテーションレーダーで検出されると この時間では光は75mしか進めず、到達する前に逃げられる。 共鳴電圧の周波数ピークは非常に狭い。 これはディスクの温度によっても変化する。 将来的に駆動装置としてはディスクの温度変化に追従させる必要がありそう。 気温が27℃もあるのでピーク周波数が高めになっている。 06/12/2016

そろそろ実験23を終了し、新規に実験24に移行したい。 下記に実験23の結果と考察をまとめた。

この実験での結果と考察
  1. 1/4の周波数近傍で周波数を可変して駆動電圧を測定すると 25-26μsecにピークが来る折れ線を描いた。共鳴点が存在する。

  2. あるとき26.76μsecで駆動していると放出パルスに6.5μsecの小さな波が乗ることに気が付いた。 どこが発生源なのか探ると球形コンデンサーに近い素子のドレインの停止期間に30Vp-pあった。 後に電気共鳴する基本波であることがわかった。

  3. 6.5μsecの小さな波の基本波150KHzあたりで駆動できるよう発振器の定数を変更した。 6.6μsecで駆動すると球形コンデンサーの電圧が小さくなってnull pointになった。 電圧を測定しても相殺されてしまい小さい。電流は流れるが電圧は出てこないという現象 はある種の超伝導の挙動に近いと思われる。 駆動直後に減衰波が出るのはスピンが応答するときに現れる波形と考えられた。 効率が異常に高くなって電流が減った。 パワー素子の電源を切ってもしばらくは駆動音がしていることに気づく。

  4. 球形コンデンサーの電圧を測定しても共鳴が強まると相殺してしまうので測定できない。 116:12の検出用のコイルを作成して2相目に組み込んでみた。 駆動してみると5Aで100p-pが測定できた。 波形は鮮明で駆動停止期間の残存する共鳴電圧が測定できる。残存は1.2msecまであった。

  5. 6.6μsec付近の共鳴電圧の周波数特性を測定すると櫛形特性になっていた。 これは共鳴した部分と共鳴しているが位相がずれた部分とが加算・減算 して櫛形特性になっていると考えられる。 櫛形の山から山、谷から谷の差は平均250nsecになっており、 共鳴の伝搬は4MHzで応答していることになる。円盤機関の挙動が速いのはこれが元になっている。

  6. ZPTの実験機使って6.6μsecの周期でも同様の物理現象が発生するのか載せ換えて確認した。 やはり駆動電圧は小さくなって、基本波で共鳴している。 駆動停止期間の残存する共鳴電圧は150mmの実験機とほぼ同じ波形をしていた。 6ターンの空芯コイルを間に入れると共鳴電圧の残存時間が延びて2msecになった。

  7. 駆動を放出パルスの周波数で駆動すれば効率が高まるものなのか 発振器の定数を2倍にして駆動してみた。 その結果は電圧が上がらず効果なしだった。

  8. 強誘電体の隅々まで原子核スピンが同一位相でコーヒレントに 揃った状態というのは 量子論的に特別な意味があって、 常温で全体として1つの巨大量子状態が起こっていることになる。 ディスクを構成する多数の粒子が同一の量子状態に落ち込むということは ボース=アインシュタイン凝縮を起こしている。 極低温まで冷却しなくても量子化が達成できる方法を見つけた。 UFO in Mexico 2007の動画の機体の表面が波打つのは量子化によるもの。

  9. 停止期間を1/1024から減らして1/8までの間欠駆動を試した。 最大値は5周駆動して停止させることを繰り返したときだった。 駆動開始しても重すぎてすぐには追従しない。 安定するまで5周くらい掛かる。

  10. 駆動周波数よりも遅い速度でエネルギーが放出されるのはなぜか? なぜエネルギーの放出が固定周波数(平均70μsec)になるのか? 突然、駆動をやめると次の回転からいきなり約1/3になるのか? 駆動周波数とは関連性が無いのはなぜか? ディスクの物理的大きさ、材質などに起因するのか。
    瞬停駆動では突然駆動が開始されるので、過渡現象が発生する。 駆動開始時にはスピンの減衰波のように出る。 駆動停止時にはパルスとして放出される。 駆動周波数に対して10〜20倍も違うのは圧電現象によるもの。 強誘電体に電圧を掛けたことによる過渡現象なので、 ディスクの物理的大きさ、材質、周波数は関係ない。

  11. 磁場が均一ではないと駆動停止期間の残存する共鳴電圧に節ができる。 共鳴周波数が幾つも存在していては単一の周波数で駆動できないため 機体全体が一つの量子と同じ振る舞いをしなくなる。

  12. 磁場の角度によっても影響するのか? 磁場の向きは45度が最適なのだろうが、角度を変えたら共鳴はどうなるのか?
    ディスクを持ち上げると磁場が減って共鳴電圧は無くなるほど低下してしまうことがわかった。 波形が均一に変化せず、節ができて調整では逃げられない。 磁場が均一でないためディスクのあちこちに最適点が違う幾つもの場所が存在してしまう。 磁場の向きはある角度で共鳴電圧が延び、 節も無くなって均一になる。 磁場変調を掛けると最適点でなくなるので今回は実験しなかった。

今回の実験では6.6μsecで球形コンデンサーの電圧が小さくなったので、 電気共鳴して null pointになったと確信する。 今まで実験してきた26.40μsecは1/4、13.36μsecは1/2になっていたことがわかる。 なにより、基本波を見つけたことは喜ばしい。 共鳴のピークでは時間が延びることが観測され、破れが補正されたことが確認できた。 06/19/2015



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