リニヤアンプ用PowerMOSによる実験7




本実験はPowerMOSによる実験5の継続版である。 Transistorによる実験6がPowerMOSに変更になったため 実験7として継続することにし、新たなページとした。 1/3/2006

目標
チタン酸バリウムディスクの超光速トンネル電流の最適値を探すこととする。 駆動している3つの球形コンデンサーを含む外側は電磁場が 無限リーマン面を描く第1超平面空間である。回転している ブラックホールはその重力場が効果を現しているが、これは超光速電磁場である。 強大な電磁場になれば、無限ねじれ空間になっているため、 内部から外部、またはその逆方向への伝達は無限の距離を必要とする。 本実験は一部ブラックホールをシュミュレーションしている。 電磁場が強くなれば、それなりの事象が起こるはずである。 それは時間遅れ、光の引き込み(不可視)である。電磁場の強度を もっと強くする必要がある。11/06

製作
このチタン酸バリウムディスクの光速度の臨界点は最高でも40.24MHzと考えられるが、 これを超えるとほんとうに内部での合成がうまくいかなくなるのか 再度、42.95MHzの設定でリニヤ用PowerMOSで駆動してみることにした。 三相交流発振器と水晶発振器、バッファー回路を実験5の装置に移植した。 かなりの手間がかかるが、これが確認のためには最短だ。



実験
配線し直して駆動してみると、何のことはなく150Vp-pくらいの三相交流駆動ができた。 しかし、位相精度や波形は明らかに違う。 超光速の円偏向電磁場は成立しているようだが、形が悪い。 一応、超光速の円偏向電磁場は実現できることが解った。 実験5でも球形コンデンサーを小さくして機関側を改造し、1.1C 相当 の駆動はできていたわけだから不思議はない。 今回は1.07C 相当の駆動である。 結局、高周波PowerTransistorの馬力が足りないだけだった。8/14/2005
42.9545MHzのPowerMOS駆動

光速度の臨界点近辺の周波数を小刻みにして探るため水晶発振器をいくつか購入した。 空芯コイルの巻き数を半分にして45MHzで駆動してみたが、 42.9545MHzに比べ位相が合わない程度で、大差はない。 1.11C 相当の駆動である。150Vp-pくらいの駆動ができている。 突然波形がポンと変わることがあり興味深い。 47.8428MHzでは電圧を上げると不安定だったが、50Vp-pくらいにすると 安定し、位相は正確ではないが、一応の三相交流で、円偏向電磁場は 発生できる。1.19C 相当の駆動である。空芯コイルの巻き数は未調整。
45MHzのPowerMOS駆動 47.8428MHzのPowerMOS駆動
2相目の電圧波形が悪いのは回路が悪いためと思っていたが、 超光速の三相交流駆動にあるようだ。実験5でも42.9545MHzでは2相目の電圧波形が悪かった。 41.5364MHz=1.03C で駆動すると、調整して波形合わせしているときに、 リニヤな反応がなく、2相目の電圧波形が極端に悪く、二次ひずみがある パラボリックなものとなる。試しに39.69MHzで駆動すると32MHzで駆動していたような 位相精度の高い230Vp-pの駆動ができている。 わずかに光速度を超える1.03C での駆動を強制的に力ずくでやってみると、 どうなるのか? 臨界点付近の挙動は興味深くおもしろい。8/21
39.69MHzのPowerMOS駆動 41.5364MHzのPowerMOS駆動
やはり41.5364MHz=1.03C で駆動すると突然、波形がポンと変わることがあるが、 39.69MHzではそのようなことはない。一度、レベル設定を動かすと元に戻らない ことも多い。若干のヒステリシスが存在するようで、電圧が高いほうが顕著である。 45MHzと同様に3相目の電圧波形が悪いのは傾向的のようだ。 もう少し周波数を変えてみるか、40MHzにして金属電極を置いて円周長を 調整することも可能だ。8/28
40MHzに設定して銅電極30φ×1mmを置いて円周長を変えてみた。 測定する相の電荷の回転方向の風下側に銅電極を置くと波形が歪み、 電圧が半分程度になる。 これは円周長が短くなったからで、1相前の電圧がカブるためである。 1つ後ろの相に銅電極を置いても歪むことはなく、むしろ電圧が上がる。 これほど光速度を肌身で感じられる実験はないのではなかろうか。 銅電極を置くと円周長が短くなるので、長くするには本体のチタン酸バリウムディスク より誘電率の高い素材を貼り付けることが考えられる。 うまいこと調整すると1/2成分を含むが41.5364MHz=1.03C でも超光速の 175Vp-p三相交流駆動ができることが解った。9/04
41.5364MHzの再調整したPowerMOS駆動

41.5364MHz=1.03Cでの駆動では、やはりヒステリシスが存在する。 何かの拍子に波形がポンと変わり超光速のきれいな三相交流が崩れる。 超伝導が破れるようで、おもしろい。短時間にもかかわらず、ディスクの 発熱は大きい。そこで、ペルチェ素子(ビスマス・テルル半導体40mm角)を購入して冷却を試みた。 しかし、ディスクにべったり貼ると金属のためか波形が崩れてダメだ。9/11
1/2成分を含むのは45MHzのPowerMOS駆動にあるように、1周目と2周目 で波形が違うためである。尖った波形が1つ置きに出現する。 また、尖り方はバランス調整にもよっても変わる。 これはディスクを伝搬する円周方向の縦波の粗密が1/2で変調されていると とらえることができる。空芯コイルの巻き数を減らして50MHzで駆動してみたが、 45MHzと大差なく、3相目の位相が合いにくい。9/19
42.9545MHzでもうまいこと調整すると位相の合ったまずまずの三相交流が得られる。 200Vp-pの駆動ができた。39.69MHzでも2相目の波形がおかしくなることがある。 10μFの積層セラミックコンデンサ1×1pの皮膜を砥石で削ってチタン酸バリウムディスクの上に 置いてみた。小さいせいか電圧に変化は無かった。コンデンサには50Vp-p程度の 電圧が発生するが、球形コンデンサー間を移動させると 真ん中で電圧が下がって0になる。 当然のことながら正しい三相交流駆動になっている。 ディスクの上にフェライトコアを取り付けると、その特性によって違いが出る。 低周波向きの透磁率の高い物にすると負荷が大きくなって、 球形コンデンサーの電圧が5% 落ちる。材質として抵抗が低いため高周波のロスも 発生するが、チタン酸バリウムディスクの(ε=1210)より より透磁率が高い(μ=2000)ため、より超光速化されて負荷として働くものと考えられる。 透磁率が低い高周波向き(μ=125)のものにすると、まったく負荷にならず、 電圧は落ちないことが解った。9/25
フェライトコアを片面に色々取り付けて試してみた。 実験5では電圧が上がったが、今回は周波数が高くなったため 負荷になって電圧が下がる。 カーボニル鉄のコアは電圧が変わらず負荷にならなかった。 透磁率が低いためであった。 Mn-Zn+Ni-Znの複合フェライトコアの透磁率が高いものは μ=2000で電圧が5% 落ちた。これが良いと思われるが、 チタン酸バリウムディスクには高電圧が掛かっているため フェライトブロックに導通がありショートさせてしまう問題 がある。全面にテープ貼りして接着するしかないが、 強度が不足してしまう。 フェライトタイルはそのまま乗せてもまったく効果がない。10/02
透磁率がμ=3500のMn-Znフェライトコアをディスクの下に2つ、上に1つを テープ貼りして接着した。電圧を当たると100Vp-pに下がっている。 しばらく駆動するとフェライトコアがやや暖かい。チタン酸バリウムディスク(ε=1210)より より超光速化されて負荷となっている証と考えられる。 波形も1、2相は正弦波だったものが3相目のように+側が 尖って、−側が丸くなる波形になった。平均化されるようだ。 電圧調整すると波形が+側だけ前倒しになったりしておもしろい。10/09
41.5364MHzのフェライトコア付き駆動 42.9545MHzのフェライトコア付き駆動
フェライトコアを取り付けたほうが安定度が高まり、位相も合うが、 ぴったりというわけではない。42.9545MHzの駆動では何かの拍子に 波形がポンと変わり波形が崩れる。39.69MHzでもおかしくなることと、 馬力が足りないPowerTransistorの駆動では40MHzでも位相が合わない ことなどからもう少し臨界点は低い可能性もある。 少なくとも40MHz以上の周波数は超光速であって、 ディスクの定在波を超えた状態になっていると考えられる。 10/10
間の周波数の確認として、幾つかの水晶発振子を購入してあったので試した。 36,40,41.00,41.95,44.4666MHzを実験5の回路を使って発振させた。 ところが、値段は高いのに古い物のようで、3逓倍で発振しない。 定数検討して水晶に抵抗を並列に入れたら発振した。 駆動してみると44.4666MHzで急に電圧が半分程度になる。 定在波を超えた状態になって効率が下がるためと思われる。 40,41.00,41.95MHzではうまく調整すれば175Vp-pの駆動ができる。 周波数が上がるに従ってヒステリシスも強く波形が崩れやすい。 崩れると+側が丸くなる波形になる。 10分程度の連続駆動でフェライトコアが触れなくなるほど熱くなる。 10/16
フェライトコアが熱くなるのは41.00,41.95MHzで、 それ以下では発熱は少ない。また、フェライトタイルは 球形コンデンサー間に置いてもまったく発熱はしない。 3つの球形コンデンサーの内側に配置すると、負荷になって 球形コンデンサーの電圧は下がる。内側には何らかの 超光速的な負荷があるものと思われる。 10/23
負荷としては
・透磁率(μ=3500)が高いことによる超光速化
・コア材質の抵抗が低いことによる渦電流のロス
・磁歪による損失
このうち磁歪による損失はフェライト等よりも変位の大きい 超磁歪材料が出てきた。磁気モーメントの大きい ランタノイド元素Rと鉄属元素T(Fe,Ni,Co,・・)で構成される 立方晶(RT2)素材である。しかし、リングコアという形状で、 供給されていないが、一度、実験してみる価値はありそうだ。 振動による超光速運動が期待できる。 10/30
たまたま38.86MHzの水晶発振器が格安で売っていたので購入した。 やはりこの周波数では三相交流発振器も調整なしで位相も合うし、 波形も正弦波に近く異常動作はない。250Vp-pは出ている。1/5/2006追加
38.86MHzののフェライトコア付き駆動波形
39.69MHzでもおかしくなることと、PowerTransistorの駆動でも40MHzで位相が合わない ことなどからこの38.86MHzが光速以下と考えられる。 やはり41.5364MHzにすると何かの拍子に波形がポンと変わり波形が崩れる。 超磁歪材料がありそうなお店を探してみたが、見つからない。 11/13
ペルチェ素子(ビスマス・テルル半導体1.5mm □)をバラして 3つの球形コンデンサーの内側の電磁場に晒してみたが、 特に変わった現象は起こらなかった。このビスマス・テルル合金は 弱い磁性があるようで、フェライトコアにくっつく。 42.9545MHzの駆動では位相がいまいちなので、41.8428MHzに 下げて150Vp-pで実験した。球形コンデンサーの上下では 下側の電圧が低く、フェライトコアの発熱も大きい傾向がある。 11/20
球形コンデンサーの下側の電圧が低く、フェライトコアの 発熱も大きい傾向になっているが、明確な理由が見あたらない。 トロイダルコアの巻き線数を変えてみたが3ターンが最適だった。 PowerMOSのドレイン波形を当たると、単純に並列動作しているわけではなく 4つのうち2つづつ同じ位相で動作しているが、同じ電圧というわけでもない。 4つの合成値が球形コンデンサーの電圧波形になっている。 11/27
空芯コイルの巻き数を検討した。すべて1ターンにしてみると 球形コンデンサーの電圧が5%くらい上がって、200Vp-pを達成した。 供給電圧は20Vであった。周波数は41.8428MHz。プロープで 球形コンデンサーに触るとジリジリと音がする。 12/04
ドライバーを検討した。エミッタ抵抗を下げて22Ωにしてみると 球形コンデンサーの電圧が25%くらい上がった。 1−2相は250Vp-pになったが2相目の波形が悪く、1/2成分 が多い。ドライバー以前の問題とわかった。 12/11
基準発振器を光速度以下の38.86MHzに付け替えて全体の 回路調整を行い、各相200Vp-pに合わせてから41.8428MHzにしてみた。 すると、電圧は周波数が高くなるので低下してどの相も 同じ割合で下がるが、位相だけが合っていない。 2相目の波形がとくに悪いというわけではなかった。 位相ずれは安定した定在波にならないためと考えられる。 そこで、三相交流発振器からドライバーまでのバッファー のところでLCで位相調整を行い、三相交流発振器も若干調整を ずらして、最終的にチタン酸バリウムディスク上で120° で位相が合うように調整した。 この方法なら、光速度より速い速度でも正確な円偏向電磁場を 造ることができる。 12/18
42.9545MHzの駆動で正確な円偏向電磁場ができないかやってみた。 バッファーのところでLで位相調整を行い、若干調整を ずらして、最終的にチタン酸バリウムディスク上で120° で位相が合うように調整した。 下写真のような1.07C の各相150Vp-p駆動が可能であった。 しかし、何かの拍子に2相目の波形がポンと変わり崩れる。 1、3相も位相が微妙にずれるが、再度電源を入れると復帰する。
42.9545MHzの再調整した駆動波形 42.9545MHzの崩れた波形
10分程度の連続駆動でフェライトコアが触れなくなるほど熱くなるが、 ディスクと球形コンデンサーも発熱が早いのは何かありそうだ。 12/25/2005
基準発振器を50MHzに付け替えて駆動してみたが、50Vp-p程度しか出ない。 定在波を超えた状態になって効率が下がるためと考えられる。 47.8428MHzにするとちょっとレベルが上がるが、大差はなく効率は悪い。 まず、45MHz以上では効率が下がるとみて間違いない。深く追求しても ムダなような気がする。42.9545MHzでも波形の暴れは大きい。 三相の駆動力のバランスが合っていないと2つの相に押されて、 1相が凹まされて超光速が破れると考えられる。 1/6,7/2006
連続駆動で下側のフェライトコアが触れなくなるほど熱くなって くるが、電荷の回転方向を逆にしてみた。 いままでは上から見て時計回りを反時計回りにしてみたが 発熱の状況は同じだった。波形はこちらの方が正弦波に近い。 誘電率の高い10μFの積層セラミックコンデンサ1×1pの端子を除去したものを 内側に乗せておくと発熱する。また、透磁率の高めのフェライトコアも発熱してくる。 1/15
発熱する状況はディスクより球形コンデンサーのほうが早く、 ディスクは外側より内側の方が発熱しやすい。 もっと挙動をさぐるため充分な電圧が得られる41.8428MHzに設定し、 フェライトコアと磁気柱を外した。ディスクだけでドライブすると 300Vp-pは出る。ディスクの上にスピーカー用のフェライトマグネット 60mmφ×30mm穴×35mm厚を乗せてみたが、 やや電圧が2%下がる程度であった。 かなり強力なものだが電荷の回転にはほとんど影響しないようだ。 また、エナメル銅線の200ターンのコイルを乗せたが負荷になって 電圧が5%下がるが、ディスク面を短絡させているようなもので 意味はないようだ。コイルとしての電圧もほとんど出ない。 シリコン板を乗せると発熱するが、特に目立った現象はない。 さらにいろいろ探る予定。 1/22
目先の現象に目を奪われがちになって、内側の発熱に気を取られていたが、 現状としてディスクの球型コンデンサー中央間の円周上および外側は 超光速で、内側は亜光速になっている。これは長年実現できないでいたが、 今、正にその状態にある。 少なくとも球形コンデンサーの最内周(208.9mm)が超光速である必要がある。 その臨界周波数を求めると C/0.2089/√1210=41.25MHz (誘電率ε=1210) であった。この周波数は今、駆動実験している周波数そのものだ。 昔の考え方に虚電荷が仕事をすると2乗するので負の仕事になるという ものがあった。ディスクの外側が発熱しないのはそのためなのか? フェライトコア透磁率(μ=3500)が高いことによる超光速化はあるのか 計算してみると、
C/L(平均円周長)/√3500=41.25MHz
L=C/√3500/41.25MHz=0.123m
半径1.95cm以上で超光速化される。使用しているフェライトコアの 内径は31mm,外形51mmあるので半分程度が超光速化している。 中途半端なため発熱が大きいものと考えられる。 半径1.5cm以上にするには53.77MHzになって周波数が高すぎる。 FT240-#77材は透磁率(μ=2000)で内径は35mmなので、 臨界周波数を求めると
C/0.110/√2000=60.94MHz でこれも高い。 1/29
ちょうど良い大きさ・透磁率のコアを探しに行ったが、 良いものが見つからなかった。愛想の悪い店員 に聞いても、『そんなもの無い』という想定された答えが返ってくるだけだ。 改めて手持ちのフェライトコアを片面に取り付けて試してみた。2相目の電圧を測ると
1.カーボニル鉄のコアは電圧が変わらない。μ=8
2.Mn-Zn+Ni-Znの複合フェライトコアFT240-#77材μ=2000 波形が尖って電圧が10%上がる。
3.Mn-ZnフェライトコアTDK T31 H5A材μ=3500 波形が尖って電圧が5%上がる。
FT240-#77材が適している??ことがわかった。 波形が尖ることについてはよくわからない。 1相目は位相が遅れ、3相目は反対に電圧が下がる。 2/5
チタン酸バリウムディスクにFT240-#77材μ=2000を上1つ、下2つを テープ貼りして接着した。駆動してみると電圧が低い。 150Vp-pになってしまうが、負荷が掛かっているためだ。 5分程度駆動してもディスクの発熱はすくない。 フェライトコアはすぐに発熱してくる。 球形コンデンサーの下側のフェライトコアの発熱が大きいが、 積層した2つのうち外側の発熱が多い。電磁場の浸透が少ないためと思われる。 2/12
球形コンデンサーの下側の積層した2つのうち外側を除去した。 なんとか200Vp-pは出るようになった。 それでもフェライトコアの下側の発熱が大きい。オシロの電圧を凝視すると 球形コンデンサーの下側の電圧がわずかに低いことが解った。 このため下側のフェライトコア超光速化が甘く発熱ぎみと考えられる。 周波数を41.8428MHzから42.9545MHzにするとヒステリシスも強く 波形が飛びやすい。 2/19
発熱度合いを見るために4分間の200Vp-p連続駆動を行ってみた。 41.8428MHzと38.86MHzを比較するとディスクの 発熱は38.86MHzのほうがやや大きい。 球形コンデンサーと下側のフェライトコアの発熱は 41.8428MHzのほうが大きいようだ。触った感じとしての おおよその傾向である。 30秒程度の駆動で下側のフェライトコアが触れなくなるほど熱くなって しまうが、100μH のインダクターで漏れ磁束を探ると やはり下側のほうが3倍くらい多い。1/2波形を含むものであった。 電荷の回転方向を逆にしても同じだった経緯もあり、 球形コンデンサーの下側の電圧不足が原因とは言い切れない。 2/26
確認のためにディスクを裏返しにして駆動してみた。 構造上、接続ケーブルが球形コンデンサーの下側から 出ているため、延長する必要がある。3cm の2.5□テフロン線で 延長した。駆動してみると電圧が半分になってしまい、 まともな実験になっていない。特に1相目は電圧0で話にならない。 空芯コイルのマッチングが狂ったものと思われる。 しかたなく元に戻したが、ついでに接続ケーブルと トロイダルコアの配線を短くすると安定度が増した。 3/5
下側のフェライトコアが触れなくなるほど熱くなるのなら、 何らかの効果が出ているのではないかと思い、重量を測ってみた。 ディスクから接着を外して、もう1つ用意して天秤形式で釣り合い を取り、通電してみた。しかし、変化は無かった。 吊したコア材を水平に保つのが難しい。 FT240-#77材μ=2000とT31 H5A材μ=3500の両方で試したが特に 目新しいことは見つからない。磁歪効果なので、このコア材では 効果が小さいものと考えられる。周波数が高すぎる可能性もある。 これだけ発熱が大きいとフェライトコアを使用することが正しいとは 思えなくなってくる。球形コンデンサーの内側なので、 あのブロックは磁性体ではなく、誘電体で しかも誘電率の高い材料の可能性もある。 3/12
一つの考え方として半径方向に誘電率が変わっていく チタン酸バリウムディスクが考えられる。そうすると 半径位置によらず同一の角速度で電荷を回すことができる。 アダムスキータイプでは外周にいくほどディスクの厚みを減らしている。 『電磁場』という条件からするとフェライトコアは必要で あまり透磁率が大きすぎると大きな負荷になってしまうので、 ディスクよりは小さめのものでも良いと思われる。 3/19
フェライトコアを#77材μ=2000として下側2つと上側1つを接着した。 200Vp-pは出るが、駆動してみるとやはりコアがあるとヒステリシスが強く、 きれいな三相交流が崩れやすい。 3/26

この実験での結果
  1. 光速度の臨界点の40.24MHzを超えると位相精度や波形は明らかに違ってくる が、うまくバランスを取ってやると42.9545MHz=1.07C の各相150Vp-p駆動が可能であった。 高周波PowerTransistorの駆動力が大きければ光速度を超えられる。 効率が良い正確な三相交流を保てる周波数は1.07C付近であった。
  2. 光速度の臨界点以上では突然、波形がポンと変わることがある。 超光速のきれいな三相交流が崩れて超伝導が破れるようで、おもしろい。 三相の駆動力のバランスが合っていないと2つの相に押されて、 1相が凹まされて超光速が破れると考えられる。若干のヒステリシスが存在する。
  3. ディスクの上にフェライトコアを取り付けると、その特性によって違いが出る。 低周波向きの透磁率の高い物にすると負荷が大きくなって、透磁率が高い(μ=2000)と より超光速化されて負荷として働くものと考えられる。発熱が大きい。
  4. 天秤形式で釣り合いを取り、下側のフェライトコアの重量を測ってみたが変化はなかった。
半径方向に誘電率が変わっていくチタン酸バリウムディスクが考えられ、 半径位置によらず同一の角速度で電荷を回すことができる。 アダムスキータイプでは外周にいくほどディスクの厚みを減らしていることがわかった。 1.07Cで駆動しても目新しいことは見つからないので、重力歪みの伝搬速度は 光速度以上の可能性が高い。 4/9/2006


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