リニヤアンプ用PowerMOSによる実験9




本実験はPowerMOSによる実験8の継続版である。実験9として新たなページとした。 1/27/2007

目標
これまでの実験でチタン酸バリウムディスクに電荷を円偏向で 回転させて結晶格子に超光速の電磁振動を与えても、 光速度の臨界点(事象の水平線)を越えても 重力は無くならないことがわかっている。 そこで、初心に帰り鉛直磁場を印加してスピンを強力に制御してみる。 超光速スピンは未知数だ。超光速になると第0超平面空間のスピンは 第1超平面空間に移行して投影されなくなることが考えられる。 スピンが虚になっている電子がもたらす影響について調べる。 1/27

製作
実験8の装置を改良しながら使うことにする。 鉛直磁場を印加するために100ターン,200ターンのコイルを用意した。



実験
球形コンデンサーへの配線で短い素子の配線を細い 1.25□にするとやや向上することがわかった。 インダクタンスが上がったためだ。やはり安定度も上がる。 これまでの実験で光速度の2乗までは重力は無くならない可能性が高いが、 超光速スピンとなると未知数だ。 200ターンのコンデンサーコイルに0.7Aを流して 42.1052MHzで200Vp-p運転してみたが、 とくに重量軽減などはないようだ。もう少し電圧が欲しいところ。 1/14
2つ上下に設置して1Aを流して42.1052MHzで240Vp-p運転してみたが、 特に目立ったことはない。波形は変わらない。 ディスクの球型コンデンサー中央間の円周上および外側は 超光速で、内側は亜光速になっている。 もともと第0超平面から第1超平面 の事象を制御できないと考えていたので、今までは鉛直磁場を印加していなかった。 ただ、金属体が上下にあるため、電圧は10〜20V程度下がる。 実機にはコンデンサーコイルが装備されているので、 必要であることは間違いない。 もう少し周波数を下げる必要があるかもしれない。 1/21
40.0MHzで240Vp-p運転してみたが、1相目がやたら電圧が高く バイアスを絞っても300Vp-pもあってバランスが悪い。 ズッコケ気味で2相目の波形が尖っている。 コンデンサーコイルは2つ上下に設置して1Aを流している。 商品に貼る盗難防止の鉄箔38×6mm×50μを糸で吊すと 中心に吸い付けるので、鉛直磁場はしっかり掛かっている。 すぐ熱くなってしまうので、さらに周波数を下げる必要があるか? 1/28
コンデンサーコイルの大きさは球形コンデンサーの内法 に合わせている。これは内側を電子が周回し,外側を陽電子が 周回するような大きさにしているように思える。 外側と内側では当然のことながら磁界の向きは逆になる。 そうすると周波数を下げるのは間違っていることになる。 最低でもディスクの球型コンデンサー中央間の円周上および外側は 超光速で、内側は亜光速にする必要がある。 41.25MHz以上必要である。 41.5364MHzか41.8428MHz、42.1052MHzを試した。 200Vp-p運転してみたが、3相目の位相が合わない。 42.9545MHzでは電圧が150Vp-pと低い。 2/04
3相目の位相が合わないのは球形コンデンサーへの配線で、 短い配線を長くするとやや改善する。しかし、電圧を上げると また、位相が合わなくなってくる。位相が合うのは特定のモード だけで、そのときは安定度が悪い。240Vp-pで運転していたら 3相目の素子が1つ飛んだ。無理をしたようだ。 2/11
位相が合わない原因は三相交流発信器にもある。 最終的な球形コンデンサーの電圧は発信器の波形に依存する。 デューティー比に問題がある。正確に50%/50%という わけにはいかない。出力は矩形波に近いが、 歪みが存在してちょっとした変化で上下の波形は狂う。 おそらく実効値で効くと思うが、 ある程度の調整で追い込むしかない。 悪ければ球形コンデンサーの位相が合わないといったことになる。 調整してみたが、1相目の電圧が低い。 どこかおかしくなった可能性がある。 2/18
1相目を点検したところ素子が2つ飛んでいた。 ゲート・ソース間ショートではなく、ドレインオープン だった。これではパワーが出ないわけだ。 空芯コイルの配線をすべてはずして交換した。 素子のロットが違うため、 今度は1相目のバイアスを絞っても電圧が250Vp-pとやたら高い。 3相目の位相が合っていない上に電圧が低い。 空芯コイルから球形コンデンサーへの配線12本を 元に戻して再検討する必要がある。 2/25
空芯コイルから球形コンデンサーへの配線12本を 全部外し、素子が飛んでいないか全数検査した。 幸い、飛んだものはなかった。 配線12本を2.5□から細い1.25□にすると位相も電圧も改善した。 やたら太い巻き線も良くない。ひょろひょろの配線でも良い。 一気にいじるのはかえって状況改善にならず、元に戻す手間も掛かって よろしくない。41.8428MHzで位相がきちん合うと気持ちがよい。 3/04
42.1052MHzでも位相がきちんと合うか確認した。問題なく位相が合った。 電圧を上げるため、さらに安定度を上げる必要がある。 プリドライバーを検討してDCバイアスを9% あげた。 さらに出力に10Ωを入れた。これにより安定度が増し、 PowerMOSの電源電圧を上げられる。250Vp-pの運転の見込みが出てきた。 3/11
位相補正なしで42.1052MHz 1.046C 250Vp-pが得られた。位相が完全には合っていないが 各相のパワー調整が合っていないため。 発信器の波形が悪かったのはプリドライバーへの電流の取りすぎであった。 エミッタのボリウム値を2倍にして電流を半分に下げた。

42.1052MHz 1.046C の駆動

3相目の電圧波形は1つおきに+側が太い。1/2歪みがあるためだが、 それぞれの相が影響し合ってこのようになる。 撮影中にプローブも少し熱くなる。 コンデンサーコイルには0.8Aを流した。 PowerMOSの電源電圧を上げられるのでさらに電圧向上が望めそうだ。 3/18
プリドライバーの出力の抵抗を検討すると数Ω違うだけで 状況が変わる。4.7Ωを追加した。1と3相目は300Vp-pが得られた。 しかし、2相目は280Vp-p以上は上がらず。 発熱が早いため数分で250Vp-pになってしまう。 3/25
2相目の電圧が280Vp-p以上は上がらない。 原因として1/2歪みが大きくなってしまう問題がある。 プリドライバーで歪んでいるみたいだ。 氷を入れたビニル袋で冷却したが、これがあると電圧が 低くなることも判った。ディスクの表面が濡れることも良くない。 アダムスキー型ではディスクの下カバーが無いが、 雨の日は飛ばさないのかもしれない。のんきなものだ。 定期便となれば運休するわけにはいかないから下カバーは必要になる。 4/01
2相目の電圧が上がらないのはおかしいので、 1、3相目のバイアスを絞り単独で運転してみると 電圧は上がる。しかも1/2歪みは無い。 やはり、回路の問題も幾分かあるが、 最終的な合成結果として発生している可能性が高い。 原因としては三相交流発信器の波形の悪さと ディスクからのカブリだろう。 発信器とドライバーの間に銅板を立てるとやや改善する。 1相目の位相が遅れ、3相目の電圧が5%大きくなる。 トータルとして精度が改善する方向のようだ。 4/08
シールドの銅板はあったほうが良い。 3相目のドライバー波形のディスクからのカブリは減る。 至近距離で300Vp-pも電圧があればカブることは充分あり得る。 ごく短時間であればなんとか300Vp-pが得られるようになった。 4/15
電圧アップは供給電圧を上げることが決定的に効く。 素子の耐圧にはまだまだ余裕がある。 しかし、上げると不安定になって破壊することが多い。 これはやはりアンテナとはちがって、ディスクの回転電荷 を直接出し入れするわけだからマッチングが取りにくいことがある。 素子の出力容量75PFと球型コンデンサー間の静電容量75pF が加算され、さらに各相からの漏れ電荷も流れ、 これが振幅とともに増大するから、これらを吸収するために 大きな直流電流が必要となる。 これらA級動作も無理をしている原因の1つである。 素子から生ドライブしなければならず破壊を招きやすい。 半導体ドライブは制御しやすい反面、不意の故障も抱える。 地球上には宇宙機用半導体は無いのは当たり前だが。 4/22
この実験で採用しているA級動作は電荷(タキオン)に常に 駆動力を与え、惰性で電荷が飛ぶのを防止している。 ここが加速器と決定的に違うところである。 全周が円偏向回転電磁場で隙間無く満たされ、 ダラダラと電荷が飛ぶことはない。 同時に3つの電極が通電されたまま 電磁場が回転するものである。 A級動作は外乱に強いという面も持つ。 所々に駆動装置があるのではエネルギーが駆動部分を抜けたら 開放されてしまう。それはB級動作だ。 4/28
損失覚悟で電源電圧を上げたところ、 短時間であれば位相補正なしで42.1052MHz(1.046C)350Vp-pが得られる。 発信器とドライバーの間の銅のシールド板を2倍に大きくしたみたが、 同じだった。そんなにはカブっていない。 5/06
シールド板で1、2,3相と並ぶ縦方向を強化すると効く。 それは回路がまだ不安定ということだ。改善すれば電圧は上がるだろう。
42.1052MHz 1.046C の300Vp-p駆動

電圧が上がると強制力が大きくなるようで位相が改善するようだ。 それでも位相は完全には合っていないので改善する必要がある。位相補正が必要か。 オシロの振幅が大きくなったせいか輝度が上がらなくなってくる。 5/13
位相補正をしてみたところ補正はできた。改善している。 しかし、ズッコケやすくなっている。これは波形が変わったからだ。 どうしてもローパスになるから波形が鈍る。 ディスクの発熱が早い。そこで、最近ケーキなどを購入すると保冷剤 を付けてくれる。これがサイズ的に良いので、これで冷却した。 冷えたところで駆動すると1、3相は350Vp-p〜400Vp-p駆動できる。 5/20
回路が安定してきているので、42.9545MHzにして駆動を試みた。 1.07C の300Vp-p駆動が可能であった。光速度に対して+7%の オーバードライブである。この7%は誤差とは言い難い。 位相精度も42.1052MHzと大差なくそこそこ良い。 コンデンサーコイル2つには0.8Aを流した。 5/27
42.9545MHz 1.07C の300Vp-p駆動

ズッコケモードを1相目のPowerMOSのバイアス調整で 回避しつつ42.9545MHzの300Vp-p駆動を撮影した。 位相精度も42.1052MHzより良くなった。 また、プローブを球形コンデンサーに接触させるとジリジリ音は やや大きいようだ。 6/03
鉛直磁場用コイル100ターン+200ターンに電流を流しているが この安定化電源のボリウムがガリッていて可変すると 本体から音がする。試しに音響用の発振器を 接続して交流11kHz 10〜20Vp-p印加するとコイルから音がすることが解った。 スピンの制御なので交流はあり得ないだろう。 ネオン管の光かたもズッコケモードでは強いことが解ってきた。 正確な三相交流ではネオン管は少ししか光らない。 ディスクからの差分で光っているようだ。 そうだとすると通常の電磁波の挙動ではない。 一応、3次元空間ではあるが、いわゆる電磁波が出てこない現象か? 渦巻き特異点空間(ブラックホール)というものを適用する必要がある。 300Vp-p駆動だと球形コンデンサーの発熱が早く実験時間が短い。 相変わらず下側のフェライトコアが先に発熱する。 6/10
鉛直磁場用コイル100ターン+200ターンの電流を2.5Aに増強してみた。 鉄箔38×6mm×50μを糸で吊すと当然コイルに吸い寄せられる。 中央の穴には入らないほどの磁場にはなった。 机の中の磁気記録されたカード類は遠ざけた。 1.07C の300Vp-p駆動の波形には何の影響もない。 円偏向のため電荷の運動には影響しないものと思われる。 コイルは1分程度で触れない程熱くなる。 6/17
磁気柱を装着した。+電源に接続すると 差分の電圧が50Vp-p程度あるようで、目立った変化はない。 現状では350Vp-pなので、ディスク全体に複素時間論的効果が出る電圧 440Vp-p以上の駆動が必要と思われる。 実機では3つの球形コンデンサーはディスクの下側だけにつけている。 本機は上下に設定しているが、もっと実機に近づけるべきか。 無限リーマン面としての意味があるのか。 6/24
鉛直磁場を印加してスピンをある程度制御できたと思われる。 しかし、特段目立った効果は無く、次の実験10に進む。 7/01

この実験での結果
  1. 200ターンのコンデンサーコイルに0.7Aを流して 42.1052MHzで200Vp-p運転してみたが、 とくに重量軽減などはない。 2つ上下に設置して1Aを流して42.1052MHzで240Vp-p運転してみたが、 特に目立ったことはない。波形は変わらない。
  2. 発振器の波形が悪かったのはプリドライバーへの電流の取りすぎであった。 エミッタのボリウム値を2倍にして電流を半分に下げた。
  3. ディスクの表面が水に濡れると良くない。 アダムスキー型ではディスクの下カバーが無いが、雨の日は飛ばさないのか。
  4. 発振器の波形の悪さは発信器とドライバーの間に銅板を立てるとやや改善する。
  5. 42.9545MHz 1.07C の300Vp-p駆動を達成。正確な三相交流ではネオン管は少ししか光らない。
  6. 100ターン+200ターンの電流を2.5Aに増強してみた。 1.07C の300Vp-p駆動の波形には何の影響もない。


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