UY-807による古典的実験


1976年の夏の実験風景である。 BaTiO3ディスクは150φ×10tに3φの穴を開けたもので特注品。 球型コンデンサーはアルミ製の36φである。 フェライトブロックは58φ×25tとした。 コイルの巻き方は,コンデンサーコイル・パワーコイルともクライン巻で、 それぞれビニル鉄線で62,58,54,47回巻いてある。 発振器はUY-807の超音波発振器を参考にしたものである。 設計と製作は代田氏による。 この時点では宇宙人から見れば笑ってしまうようなものだった。 それでも3つのコンデンサーコイルに10回巻いた 第1フイードバックコイルから20Wの電球を点灯する事ができた。 然し、実験中に発振器の6AR5の第1グリッドと第2グリッド及び カソードが短絡する事故が生じ、電源のブリッジが飛んでケミコンが爆発した。 結局、部品交換・修理は3回行った。 大した電流でなくてもUY-807が青く輝き通常の動作とは違う、 異常動作に悩まされた。原因は未知のトンネル電流である。




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