円盤機関 が見えなくなることについて



我々の居る空間(第0超平面空間)はカイラル対称性の自発的破れがあり、 一方向を向いた芝目のように異方性があって破れた空間になっている。 この中の物質には質量と時間遅れがある。そして、反物質は消え去るという性質がある。 この空間の破れを補正する操作をすると あたかもガラスできた空洞や水中の泡のようになる。 光は屈折し、反射して白くなったように見えるだろう。 だから飛んでいるUFO は鮮明には見えずボケたように見える。 機体が量子化して超流動状態になっているため表面が波打っている。 レーダー波は乱反射され写らない。電磁波を吸収する状態だとなおさらである。 さらに完全に破れを取り除く操作になると泡の中ように見えなくなる。 これを第3超平面(破れを補正した空間:補正場)と定義する。 当然、光は電磁波なので見えなければレーダーにも写らない。 見えなくなった円盤機関に核攻撃は無力だ。 それでも強大な核分裂や核融合による核爆発はその爆心では一部、 超光速の光と熱、電磁波ノイズが拡散するだろう。 これは破れが非常に強くなった状態で、事象の水平線に近づいて 第0超平面の投影面積が減少し、 第1超平面(事象の地平線の向こう側)に 投影される面積が大きくなった状態である。 ブラックホールに近づいた状態と考えればよい。 したがって、反対側の第3超平面(破れを補正した空間:補正場)にいれば被爆はしないし影響はない。 飛んでいる円盤機関に核ミサイルで攻撃しても事象の地平線の反対側に逃げ込まれて、 簡単には破壊できないと思われる。 逆に放射能汚染が広がってしまい取り返しがつかなくなる。 見えなくなった円盤機関を検出するのは不可能だ。 第0超平面(我々の居る空間)から直角になっている第3超平面(破れを補正した空間)は 見えない。重力測定でもかすりもしない。 もし、見えたとしても量子化しているので、 電子の確率密度の雲の中と同様にこの範囲にいるだろうという程度の確かさしかない。 撃っても波動化しているので抜けてしまい当たらないと思われる。 現在のミサイルや砲弾は空気中で15Km/sの速度は出ないので逃げられてしまう。 超光速で飛んできた場合は検出したとたんに出現ということになるので、 対処のしようがない。化学ロケットでは数十分の余裕があるが、 円盤機関では数秒になるため、人間の判断が入ると間に合わない。 攻撃されても回避はできないし、敵味方の識別もつかない。 避難するにも時間がない。 数秒では会議もできないし、電話で確認も取れない。 相手の呼び出し中にすべてが終わってしまう。 電話に出ない指揮官は外すしかない。 指揮命令系統で確認している暇は無く、現場判断で戦いを始めることになる。 長くても10秒くらいで決着するから、 大混乱のどさくさ紛れの後に残骸が残るだけになる。 競技かるたを大人数で同時にやるようなものだ。 何が起こったかは航跡記録や使った兵器を見るしかない。 基本的に戦争というものは会議室でやるものである。 ルイ14世の時代からさほど変わらずコーヒー片手に参謀が作戦を練って 議論の末に作戦命令を出すわけだが、 どの部隊が戦うのか、どの武器を使うのか、どこに展開するのか、 補給はどうするのか、作戦計画が決まるまで数日掛かる。 円盤機関になってしまうとこういった時間はない。事後に戦況報告を聞くだけだ。 したがって、従来の戦争という概念からはまったく外れたものになってしまい、 もはや戦争ではない。いつも奇襲攻撃を受けることになる。 現場判断ということは現場にいる下士官が数百兆円の損失の責任を負う判断をすることになる。 地球人類は円盤機関を使った戦争のやり方をまったく知らない。 ここまで来ると戦うこと自体完全な破壊の応酬になってしまい、 お互い損失が出るだけで、最後は滅亡しかないのだ。 相手の富を奪って自分のものにすることはできない。 端から見れば戦争ではなく、集団ヒステリーを起こしているだけだ。 この数秒を打破するには人間が介在しない自動化戦争になる。 この円盤機関を使った自動化戦争が始まれば5秒で全世界の決着が付くだろう。 問題は故障や誤動作をまったく無くすことはできないことだ。 故障や誤動作したからといってやたら核爆発させるわけにはいかない。 100万分の1でも確率があれば最初の1回目に当たれば地獄を見る。 それも人間の知らない間に実行される。 数十分の余裕が数秒になってしまい危険が間近に迫る。 いつ発生するかも知れない数秒後の核爆発にビクビクして生活しなければならない。 機械だけによる自動化戦争は安全性の面から絶対に不可能。 結局、自動化戦争は自殺行為と変わらず、相手に脅威 を与えるどころか故障や誤動作で自滅を招く公算の方が大きい。 もし、乗っ取られたり、テロに使われると収拾が付かなくなる。 中には裏切る者や薬物中毒の者もいるだろう。 従来の考え方で円盤機関を使った自動化戦争はやるべきではない。 宇宙での常識的な戦いの掟や作法を身につけてから戦うべきだ。 先進文明の戦い方をしっかり学ぶ必要がある。 常識外れの汚いやり方をすると馬鹿にされて劣等生物の烙印を押されてしまう。 今のところ相手を信用して平和に生活していくことしか思い付かない。 数万年続く先進文明は滅亡するような組織的な戦いをしないと思われる。 小競り合いが起こるとすれば、 コンピュータと小型円盤を使った模擬戦の様なもので、頭脳戦だろう。 限定的で将棋のような戦いになると思われる。 軍事演習や恐喝するような行動はリスクの高い行為をしていると認識すべきだ。 何かあれば進化する権利を放棄して滅亡してもかまわないという思考を持っているとみなされる。 攻撃してきたから破壊した。という言い訳が成り立つ。

最強の武器

投石は最古の攻撃方法だが、最終的な攻撃方法でもある。 もし、宇宙人との戦いとなれば最強の武器は隕石弾だろう。 武器自体は無償で、太陽系のあちこちにある。(地球の周りは未清掃のまま) 大きさは任意のものを選べば良い。 直径30kmの隕石を通常の速度(秒速30km)で落下させるとする。
その運動エネルギーは
  1 
E=─ mv2
  2
比重3として
球体の体積としてm=4π×15000×15000×15000÷3×3
m=4.24×1013kg
E=1/2×4.24×1013kg×30000×30000J
E=1.91×1022J
さて、ウラン235の核分裂で発生するエネルギーは1モル当たり18 TJである。
235gで1.8×1010Jになる。
隕石の運動エネルギーをウラン235のエネルギーで割れば 1.06×1012
つまり235×1.06の×1012g=249000000トン=2.49億トンのウラン235を一気に分裂させた破壊力がある。 地球は一瞬で環境が激変し、二度とは復興しないだろう。 中生代の恐竜絶滅のように絶滅する。KT境界ができるレベルだ。 大きな母船であれば長さ3kmのものが目撃されているので、 作業船のようなものがあれば可能だろう。 小惑星帯の隕石の一枚岩のものに基礎工事を施し、作業船を連結して その軌道速度をちょっと減速させるだけだ。 軌道を小惑星帯から来たように偽装すればわからない。 言い訳はいくらでもつく。 大きさに制限はないので破壊力は無制限だ。 場合によっては小惑星帯をUFOが飛ぶだけで軌道に影響が出て落下してくるかもしれない。

地球近傍小惑星イトカワは多孔質のため隕石弾としては不適だが、その質量は3.51×1010kg
地球との平均軌道速度の差分4.41km/s
運動エネルギーはE=1/2×3.51×1010kg×4410×4410J
E=3.41×1017J
イトカワの運動エネルギーをウラン235のエネルギーで割れば 1.89×107
235×1.89×107g=4.46×109g=4460トンのウラン235を一気に分裂させた破壊力がある。 落下の途中で割れたり燃えるので、その約半分としてもウラン2000トンの破壊力だ。 核弾頭など不要なのだ。小惑星の探査技術は核ミサイルの技術を上回る。 今のところ宇宙人たちは隕石を落下させるようないたずらをしてこないので、 少しは地球人類に敬意を払っているものと思われる。

バリンジャー隕石孔は直径約20-30mの鉄隕石 が時速40000kmで落下したもので、孔の直径1.2km、 深さ170mのクレーターを残した。半径10km内は焼け焦げた。
比重8、直径30メートルとして
球体の体積としてm=4π×15×15×15÷3×8
m=113097.34kg おおよそ113トンはあった。
運動エネルギーはE=1/2×113097.34kg×11111×11111J
E=6.98×1012J
ウラン235換算で91kgになる。核弾頭と変わらない破壊力だった。

円盤機関に石を積載して急ターンして投石すればとてつもない速度が出る。 たとえば1000kgの庭石を秒速30kmで投げつけた場合
運動エネルギーはE=1/2×1000kg×30000×30000J
E=4.5×1011J
ウラン235換算で5.875kgになる。戦術核兵器と変わらない破壊力になる。
この攻撃方法は基本的に投石なので放射能が出ないというメリットがあり、 通常兵器として扱える。 武器自体の製造費は隕石を砲弾型に切削するだけなのでごく安い。 自然落下のものと区別がつかない。 大きさに制限はなく幾らでも大きくできる。 保管も簡単、不用意に爆発することもないので火薬庫など不要、野ざらしでいい。 不発はあり得ないし、賞味期限もない。 最近の研究では小惑星は案外固く簡単には破壊できないことがわかってきた。 億年単位で存在すれば固く締まってくることは想像できる。
もし、光速度で庭石を投石すると
運動エネルギーはE=1/2×1000kg×300000000×300000000J
E=4.5×1019J
KT境界レベルほどではないが、 イトカワの運動エネルギーのほぼ100倍。 バリンジャー隕石の1000万倍にもなる。 光速度なので加速器と同じになって 原子核は圧縮されて融合し、クォークも 団子になって合体するだろう。 石を無理矢理圧縮する圧縮核融合になる。 もしかすると一瞬野球ボールくらいのブラックホールができるかも知れない。 そのとき猛烈な破れが発生して重力も発生するが、一瞬でしかないので その反動も大きく、巨大な1個の原子核が分裂して消滅するので、 ウラン型爆弾を上回るエネルギーが放出されるはずだ。 光速度の投石になると物質というよりは波動に近く、 目視では石に見えないと思われる。 一瞬、一直線の稲妻が走り、同時に爆発が起こるといった感じになるだろう。 破壊力は速度の二乗に比例するので、 アクセルを踏みすぎてスピード違反になるとは違い、 手加減しないと壊滅的になってしまう。 過激にやれば地球はミマスのようになるだろう。 円盤機関は速度が速いためほとんど瞬間移動に見える。 各々の距離を縮めたことになり、 狭いところで生活していることになる。 狭く密集したところでは出くわすことも多く、お互いに気を遣う 江戸仕草ができないと不要な摩擦や衝突が増える。 ぶつかりそうになってシャクにさわるからと、円盤機関から投石攻撃をすれば 反撃されて破壊の応酬になる。 それでは枕を高くして寝ることは出来ず、先進文明は成り立たない。 怒り狂って戦えば歯止めが効かなくなって両方が壊滅する。 他の宇宙人から見れば集団ヒステリーを起こしているとしか見えない。 戦えば少しは気が収まるかもしれないが、 理知的なグレイに笑われてしまう。 アホな輩はさっさと滅んで消え去れ。と言うだろう。 円盤機関を使って戦っていることが天の川銀河の宇宙人に知れると疑心暗鬼を招く。 こちらの惑星に来て同じ事をされてはたまらない。 戦闘的な地球人と一緒の生活は無理。 このままでは安心できないということになり、 天の川銀河から出て行けと言われかねない。 宇宙で共存していく気が無い輩はいつの間にか四面楚歌になって排斥される 運命にあるはず。それが宇宙の掟や作法だ。

追記1:地球の周りの小惑星は未清掃のままなので、地球に住み続けるなら そのうちに片づける必要がある。(家屋の周りに可燃物が積み上げてあるようなものか) といっても費用が掛かる話なので、当面は小惑星に小さい探査機を送り込み、地震計とビーコンを 設置しておく。異常が発生したらすぐに判るようにしておけば、 自動で多数の小惑星を管理できる。

追記2:もし、地球の過去に先進文明があったなら、 宇宙を飛ぶ技術はあったはずだ。 地球の周りの小惑星が落下してきたら壊滅的な被害が出ることぐらいわかる。 危ない小惑星は先進文明によって片づけられてほとんど存在しないはずだ。 そのままになっているから地球に先進文明はなかったと判断できる。

ロシア・チェリャビンスク州に落下した隕石とUFOの見解
ロシア・チェリャビンスク州に落下した隕石は落下の直前UFO に破壊されていたのではないかとの観測がある。 個人的には落下する隕石とただ単に遊んでいるか、 摩擦で数万度に加熱された中を飛んで見せたいというだけだろう。 当方からするとこの事例はどうということはなく、物理的におかしいとは思わない。 お好きな方はご自由にどうぞ、という程度だ。 この凄いところはこの隕石を発見して追尾し、効果的なところで 白熱した中を飛んで見せた点だ。 現在の地球の実力ではこのような大きさの隕石は発見できない。 先進文明なら惑星の周りの危ない小惑星は片づけられてほとんど存在しない。 地球は未開だから周りの小惑星は未清掃のままなのでこのような事が起こる。 だから、当てつけにこのようなスタントプレイをして遊んで見せている。 「危ない小惑星がいっぱいあるよ」言っているだろう。 また落下する大きめの隕石があればこの遊びをやるに違いない。 離脱するときに宙返りするかジグザグ飛行するとおもしろい。 残念ながら、地球の実力ではこのような真似はできず、見せ付けられるだけだ。
検証すると、
隕石は重さ約1万トン、直径約17メートルで、 秒速18キロで大気圏に突入した。 落下の途中で大気との摩擦で数万度に加熱されて高度20キロ付近で爆発した。 落下の途中で破壊して燃焼させほうがいいのか、そのまま地上や湖に落下させたほうが いいのか判断に迷うところだが、
運動エネルギーは
  1 
E=─ mv2
  2
E=1/2×10000×103kg×18000×18000J
E=1.62×1015J バリンジャーの隕石の370倍
隕石の運動エネルギーをウラン235の分裂エネルギー (235gで1.8×1010J)に換算してみると 1.62×1015Jを1.8×1010割れば 9.0×104モル。
質量にすれば235×9.0×104g=2115×104g=21.15トンのウラン235を 一気に分裂させたエネルギーがあった。 1TNT換算トン = 4.184×109ジュールなので 387.2キロトンの破壊力があった。広島に落とされた原子爆弾(リトルボーイ)の25.8倍になる。 落下の途中で燃えているので、その約半分が地上に到達するとしても200キロトンの破壊力だった。 塊のまま地上や湖に落下するとバリンジャーの隕石孔の数倍以上のクレーターが できたと思われる。半径数10km内は焼け焦げて その市町村は壊滅する。湖だったら水蒸気爆発で被害が拡大する。 我々地球人類は大きな隕石落下の知見が少ないので何とも言えないが、 宇宙人の判断としては岩石質の隕石だったため複数に破壊して燃焼させほうが被害が少ない ということらしい。実際に破壊行為を行ったかは定かではない。 たまたま壊れたのかも知れない。 02/24/2013


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